AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成26年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

IPv6において,拡張ヘッダを利用することによって実現できるセキュリティ機能はどれか。

選択肢

  1. ア
    URL フィルタリング機能
  2. イ
    暗号化機能
  3. ウ
    ウイルス検疫機能
  4. エ
    情報漏えい検知機能
解き方のヒントを見る

比較対象と条件を整理する視点

設問の対象、比較する基準、評価する時点や範囲を分けて読み、同じ言葉でも役割が異ならないかを確認する。判断は個別の結論ではなく、条件の対応関係に注目して進める。

この問題で問われていること

監査の観点では、何を対象に、どの基準と照らし、どの範囲や時点で比較するのかを整理することに集中する。用語の印象で決めず、設問中の条件同士の対応を確認する。

視点

対象・基準・時点・範囲を分けて整理し、それぞれが設問内でどの条件に対応しているかを確認する。

確認ポイント

  • 比較の対象が何を指しているか
  • 基準や条件の役割が区別されているか
  • 評価する範囲や時点がそろっているか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

IPv6では拡張ヘッダを用いて、通信データの機密性を守るセキュリティ機能を実現できます。この設問では、URLの分類、ウイルスの検疫、情報漏えいの検知ではなく、通信内容そのものを保護する機能に該当する選択肢を選びます。

理由

IPv6の拡張ヘッダには、セキュリティ関連の情報を付加して通信を保護する仕組みがあります。通信内容を第三者に読まれにくくする暗号化は、この目的に該当します。

比較

URLフィルタリングはアクセス先の制御、ウイルス検疫は悪性データの隔離、情報漏えい検知は漏えいの監視に関する機能です。いずれもIPv6の拡張ヘッダそのものが提供する機能ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。URLフィルタリングは、要求されたURLやアクセス先を判定して通信を許可・拒否する機能です。主にプロキシやファイアウォールなどで実現され、IPv6の拡張ヘッダを利用して通信内容を暗号化する機能とは異なります。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。暗号化機能は、通信内容を第三者から読み取られにくくして機密性を保護する機能です。IPv6ではセキュリティ関連の拡張ヘッダを利用して、このような通信保護を実現できます。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ウイルス検疫機能は、ウイルスなどの有害なデータを検出して隔離する機能です。通信内容の検査や隔離を行う装置・ソフトウェアの機能であり、IPv6の拡張ヘッダによる通信保護機能ではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。情報漏えい検知機能は、機密情報が外部へ送信される兆候を監視・検出する機能です。送信内容の分析や監視に関係するため、IPv6の拡張ヘッダを利用して通信を暗号化する機能とは区別されます。

学習のポイント

IPv6拡張ヘッダと通信内容のセキュリティ保護の関係を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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