AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成26年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア126
- イ254
- ウ65、534
- エ16、777、214
解き方のヒントを見る
アドレス範囲を読むための境界整理
IPアドレスの範囲を考えるときは、表記上の区切りとビット境界の関係に注目し、範囲の始点・終点・まとまりを順に見比べる視点を持ちましょう。表記の読み違いを避けるため、同じ観点で整理します。
この問題で問われていること
この問題では、アドレスを個別の数値として追う前に、どの位置で範囲が区切られ、境界をまたぐ部分がどのようなまとまりとして表現されているかを確認しましょう。各候補を比較する際も、この境界の見方に限定して確認します。
視点
IPアドレス範囲の検討では、表記を一定の単位に分け、固定される部分と変化する部分を区別して捉えます。境界の位置が範囲のまとまりや表現の仕方に影響するため、全体の構造を先に整理することが大切です。
確認ポイント
- 範囲の始点と終点がどこにあるか
- 固定部分と変化部分を区別できているか
- ビット境界と表記上の区切りを対応づけて見ているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
255.255.255.0はプレフィックス長が24ビットで、32ビットのIPv4アドレスのうちホスト部は8ビットです。ホスト部の全組合せからネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除くため、設定可能数は254個となります。
理由
IPv4アドレスは32ビットで、255.255.255.0はネットワーク部が24ビット、ホスト部が8ビットです。ホスト部の組合せは2^8=256通りですが、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは端末に割り当てないため、設定可能なホストアドレス数は256−2=254個です。
比較
クラスBの標準的なネットワーク部は16ビットですが、この問題ではサブネットマスクによってさらに8ビットがネットワーク部として使われています。そのため、クラスB全体のホスト数ではなく、指定されたマスク後に残る8ビットを基準に計算します。
選択肢ア
これは不正解だよ。126は、ホスト部が7ビットの場合に、2^7通りからネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除いて得られる数です。この設問の255.255.255.0はホスト部が8ビットなので、条件が一致しません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。255.255.255.0ではIPv4の32ビット中24ビットがネットワーク部となり、ホスト部は8ビットです。2^8=256通りからネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2個を除くため、設定可能数は256−2=254個です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。65,534はホスト部が16ビットの場合の値で、2^16=65,536通りから2個を除いた数です。これはクラスBの標準的なマスクである255.255.0.0に対応し、指定された255.255.255.0の条件とは異なります。
選択肢エ
これは不正解だよ。16,777,214はホスト部が24ビットの場合の値で、2^24=16,777,216通りから2個を除いた数です。ネットワーク部が8ビット相当の場合の計算であり、ホスト部が8ビットとなる今回のマスクには対応しません。
学習のポイント
サブネットマスクからホスト部のビット数と利用可能なアドレス数を求める方法を学びます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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