AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成25年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア射影と選択
- イ射影と和
- ウ選択
- エ選択と和
解き方のヒントを見る
演算の役割を見分ける視点
関係代数の演算を考えるときは、入力となる関係と結果として残る情報の変化に注目し、各操作が何を目的としているかを整理してから判断しましょう。操作の目的と結果の見え方を混同しないことも大切です。
この問題で問われていること
一つの観点として、演算の前後で行や属性、重複、関連付けられた情報のうち、どの要素に変化が生じるかを問題文の記述と照らして確認してください。その観点に絞って説明を比較しましょう。
視点
演算名や記号を暗記するだけでなく、操作の対象と、結果に現れる情報の変わり方を対応づけて考えます。入力と出力を同じ観点で見比べると、説明の焦点を整理しやすくなります。
確認ポイント
- 操作の対象が何かを確認する
- 結果として変化する情報に注目する
- 目的と結果の説明を同じ視点で比べる
正解と解説を見る
正解
ア
解説
XとYを学部コードで結合すると学生番号・氏名・学部名を含む表になる。Zはその表から学部名が情報学部の行に絞り、必要な列だけを取り出した結果です。
理由
Xの学部コードとYの学部コードを対応させて結合すると、学生番号、氏名、学部コード、学部名を持つ表が得られる。Zでは学部名が情報学部の学生だけが残っているため、行を条件で絞る選択が行われている。
比較
さらにZの列は学部名、学生番号、氏名に限られ、結合後に存在する学部コードは表示されていない。したがって必要な列を取り出す射影も行われている。和は同じ属性構成の関係を縦に結合する演算であり、この変化を説明しない。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。XとYを学部コードで結合した結果から、学部名が情報学部である行だけを選択し、学部名・学生番号・氏名の列を射影するとZになる。したがって必要な演算は射影と選択である。
選択肢イ
これは不正解だよ。射影によってZに必要な列だけを取り出す点は説明できるが、Zでは情報学部に該当する行だけが残っている。和は同じ属性構成の関係を合わせる演算なので、行の条件指定を表せない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。選択によって情報学部の行だけを残すことはできるが、結合後の表にある学部コードをZでは表示していない。行を絞るだけでは列数の違いを説明できず、列を取り出す操作も必要になる。
選択肢エ
これは不正解だよ。選択は情報学部の行を残す処理として関係するが、和はXとYのような異なる属性構成の関係を結合した結果を説明する演算ではない。Zの列の限定には射影が必要である。
学習のポイント
結合後の表について、行を条件で絞る操作と列を選ぶ操作を対応付ける。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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