AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成25年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問20

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ダイナミックDNS(DNS UPDATE)の説明として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    PCのIPアドレスが変わっても,そのPCには同じホスト名でアクセスできる。
  2. イ
    PCのホスト名が変わっても,そのPCには同じIPアドレスでアクセスできる。
  3. ウ
    ネットワークに接続されたPCの起動時に自動的にIPアドレスを割り当てる。
  4. エ
    ネットワークに接続されたPCの起動時に自動的にホスト名を割り当てる。
解き方のヒントを見る

ネットワーク問題の確認視点

ネットワークサービスの設問では、用語の印象だけで判断せず、利用者・提供側・通信の流れを分けて読み、説明がどの範囲の特徴を述べているかを確認しましょう。前提条件や対象範囲の違いにも注意します。

この問題で問われていること

一つの観点として、説明されている内容が「誰に対して、何を提供し、どの場面で役立つものか」という関係に整合しているかを確認し、用語の連想だけで決めないようにしましょう。

視点

サービスを整理するときは、名称や印象ではなく、登場する主体、提供される役割、利用される状況の関係を順に捉えます。各記述が同じ対象と前提を扱っているかを見比べると、説明の焦点を落ち着いて確認できます。

確認ポイント

  • 説明の対象となる主体と、利用する側の関係を確認する
  • 示されている役割が、どの利用場面を前提にしているかを見る
  • 用語の印象ではなく、説明全体の対象範囲がそろっているかを確かめる
正解と解説を見る

正解

ア

解説

ダイナミックDNS(DNS UPDATE)は、端末のIPアドレスなどが変化した際にDNSの対応情報を更新し、名前によるアクセスを継続しやすくする仕組みです。したがって正答はアです。

理由

ダイナミックDNSでは、端末のIPアドレスの変化に応じて、DNSに登録されたホスト名とIPアドレスの対応を更新する。そのため、利用者は変化後も同じホスト名を使って端末へアクセスできる。

比較

DNS UPDATEは名前解決情報の更新に関する仕組みであり、ネットワーク接続時にIPアドレスを割り当てる処理や、起動時にホスト名を割り当てる処理そのものではありません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。PCのIPアドレスが変わっても、その変更に合わせてDNSのホスト名とIPアドレスの対応情報を更新すれば、利用者は同じホスト名を指定してアクセスできる。これはダイナミックDNSの目的に合っている。

選択肢イ

これは不正解だよ。PCのホスト名が変わっても同じIPアドレスでアクセスできるという説明は、IPアドレスを直接指定する通信の話であり、IPアドレスの変化に応じて名前解決情報を更新するDNS UPDATEの説明とは異なる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ネットワークに接続されたPCの起動時に自動的にIPアドレスを割り当てるのは、DHCPなどが担う設定処理である。DNS UPDATEは、その割り当て処理ではなく、DNSに登録された対応情報の更新を扱う。

選択肢エ

これは不正解だよ。ネットワークに接続されたPCの起動時に自動的にホスト名を割り当てることは、DNS UPDATEの直接の説明ではない。DNS UPDATEは、既存のホスト名とIPアドレスの対応を変化に合わせて更新する仕組みである。

学習のポイント

DNSの名前解決と、DHCPなどによる端末設定処理の役割を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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