AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成24年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問13

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ITIL v3におけるサービスライフサイクルの段階のうち,キャパシティ管理を含むものはどれか。

選択肢

  1. ア
    サービスオペレーション
  2. イ
    サービスストラテジ
  3. ウ
    サービスデザイン
  4. エ
    サービストランジション
解き方のヒントを見る

対応関係を整理する視点入門

各用語を単独で暗記するのではなく、活動の目的、実施される場面、成果物や関係者とのつながりを同じ基準で見比べ、全体の流れの中で役割を整理して考える。表面的な語感だけで判断しない。

この問題で問われていること

一つの対応を選ぶ前に、対象となる管理活動が何を達成するためのものかという目的に注目する。前後の活動とのつながりも意識し、名称の似ているものを印象だけで結び付けない。

視点

活動の名称とライフサイクル上の位置を直接結び付けるのではなく、目的・入力・出力・関係者という共通の観点で整理すると、用語の関係を落ち着いて比較しやすくなる。

確認ポイント

  • その活動が主に達成しようとする目的は何か
  • 活動の前後で、扱う情報や成果の状態はどう変わるか
  • 名称ではなく、関係する役割や継続的な流れとの整合性を確認したか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

ITIL v3のサービスライフサイクルでは、キャパシティ管理はサービスの性能や資源需要を設計段階で検討するプロセスとして位置付けられるため、サービスデザインに含まれる。

理由

キャパシティ管理は、将来の需要や性能要件を満たせるように、必要な資源量やサービス能力を計画・設計する活動です。ITIL v3では、この検討をサービスデザインのプロセスとして扱う。

比較

サービスストラテジはサービスの方向性や価値を定め、サービストランジションは変更やリリースを本番へ移行し、サービスオペレーションは稼働中のサービスを運用する段階です。キャパシティ管理の中心的な役割とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。サービスオペレーションは、稼働中のサービスを安定して提供する段階であり、インシデント管理や問題管理など、日々の運用に関するプロセスを扱う。将来の需要や必要資源を設計時に検討するキャパシティ管理の所属先ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。サービスストラテジは、どのようなサービスを提供するか、どの顧客価値を実現するかといった方向性や方針を定める段階である。サービスの性能や資源能力を具体的に計画するキャパシティ管理を含む段階とは異なる。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。サービスデザインは、サービスの要求事項を具体的な設計へ落とし込む段階である。キャパシティ管理は、需要予測や性能要件を踏まえて必要な資源と能力を計画するプロセスなので、ITIL v3ではこの段階に含まれる。

選択肢エ

これは不正解だよ。サービストランジションは、設計されたサービスを変更・リリースなどの管理を通じて実環境へ移行する段階である。サービスの容量や性能をあらかじめ計画・設計するキャパシティ管理の主な所属先ではない。

学習のポイント

ライフサイクル各段階の目的と、そこで実施される管理プロセスを対応付けて覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針