AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成24年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問8

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システム監査の予備調査の段階で行う作業はどれか。

選択肢

  1. ア
    監査計画書の作成
  2. イ
    監査証拠の評価
  3. ウ
    監査対象の実態把握
  4. エ
    監査目的の設定
解き方のヒントを見る

予備調査の整理で見る一点

予備調査の作業を整理するときは、各作業の目的と実施する順序に注目し、得られる情報が次の検討へどうつながるかを確認しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点として、作業内容そのものではなく、調査の進行に沿った役割と関係性を確認してください。前後のつながりを意識すると整理しやすくなります。

視点

予備調査では、情報を集める活動、状況を把握する活動、以後の検討に備える活動などを、目的・順序・成果物の関係から整理します。個々の説明だけでなく、作業同士のつながりに注目しましょう。

確認ポイント

  • 各作業が何を明らかにするためのものか確認する
  • 作業の前後関係と、次の検討へのつながりを確認する
  • 調査段階で扱う情報と、その後に扱う内容を区別する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

予備調査では、監査を実施する対象について、業務やシステムの実態を把握する。計画書の作成、監査証拠の評価、監査目的の設定は、予備調査で行う中心的な作業とは異なる。

理由

システム監査の予備調査は、監査対象の業務やシステムについて、構成、運用状況、関連する内部統制などの実態を把握する段階です。したがって、監査対象の実態把握が該当する。

比較

監査計画書の作成や監査目的の設定は、監査の方向性や実施方針を定める作業です。監査証拠の評価は、収集した証拠を基に監査結果を検討する作業であり、予備調査で行う実態把握とは段階が異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。監査計画書の作成は、監査の対象範囲、目的、手続、実施体制などを計画として整理する作業である。予備調査で対象の実態を把握する作業そのものを示していないため、この設問の正答にはならない。

選択肢イ

これは不正解だよ。監査証拠の評価は、監査で収集した記録や資料などが、監査上の判断を支える十分な根拠になるかを検討する作業である。予備調査で監査対象の実態を把握する作業とは位置付けが異なる。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。予備調査では、詳細な監査手続に入る前に、監査対象の業務やシステムがどのように構成され、実際に運用されているかを把握する。したがって、監査対象の実態把握が該当する。

選択肢エ

これは不正解だよ。監査目的の設定は、何を確認し、どの観点から監査するかという監査の方向性を定める作業である。対象の現状を調査して実態を把握する予備調査の作業とは異なるため、正答ではない。

学習のポイント

監査の各段階と、そこで実施する作業の対応を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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