AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成23年度特別 システム監査技術者 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アWebサイトから注文するシステムにおいて,利用者が注文申込みボタンを押し,注文受付完了画面が表示された時点で,個人情報の利用目的を表示している。
- イ営業担当者が,顧客から口頭で注文を受ける際,顧客に対して口頭で個人情報の利用目的を伝えている。
- ウ商品購入者に商品を利用した感想を答えてもらうアンケートはがきに,個人情報の利用目的を記載している。
- エ通信販売コールセンタのオペレータが,電話で注文を受ける際,電話を通して顧客に個人情報の利用目的を伝えている。
解き方のヒントを見る
個人情報の扱いを見直す視点
個人情報を扱う場面では、何のために取得するのか、必要な範囲に収まっているか、後の利用や管理が目的と整合しているかを順に整理し、断定する前に条件同士の関係を確認します。
この問題で問われていること
一つの観点として、取得時に示される目的と、その後に想定される利用・管理の範囲が同じ考え方で説明できるかを、問題文の記述に沿って丁寧に照合し、一貫して確認してください。
視点
判断では、個別の文言だけを抜き出さず、取得する情報、利用目的、本人への説明、管理や第三者との関係を一つの流れとして捉えます。そのうえで、提示された条件のつながりに無理がないかを確認します。
確認ポイント
- 取得する情報と示された目的の対応関係を確認する
- 本人への説明内容と想定される利用範囲を照合する
- 目的から外れる扱いが含まれていないかを慎重に読む
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正答はアです。Webサイトで本人から直接個人情報を取得する場合、利用目的は注文受付完了画面の表示時ではなく、注文申込み前など、あらかじめ本人に明示する必要があります。
理由
Webサイトの注文画面で利用目的を示す場合、本人が個人情報を入力して送信する前に、利用目的を確認できる状態にしておく必要があります。注文受付完了後の表示では、取得後の明示となるため、要求事項への準拠性に問題があります。
比較
口頭注文や電話注文では、担当者やオペレータが注文を受ける際に口頭で利用目的を伝えることができます。また、アンケートはがきに利用目的を記載する場合も、本人が記入して返送する前に確認できる形になっています。取得方法と明示の時期を対応させて判断します。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。Webサイトから本人の個人情報を直接取得する場面で、利用目的を注文受付完了画面に表示しており、注文申込み後の明示になっています。本人が情報を入力・送信する前に利用目的を確認できないため、取得時の要求事項に適合せず、監査上の指摘事項に該当します。
選択肢イ
これは不正解だよ。営業担当者が顧客から口頭で注文を受ける際に、口頭で個人情報の利用目的を伝えています。取得方法に対応した手段で、本人が情報を伝える注文受付の場面に利用目的を示しているため、この記述は指摘事項には該当しません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。アンケートはがきに個人情報の利用目的を記載しているため、購入者は回答して返送する前に、その情報が何のために利用されるかを確認できます。取得に用いる書面上で利用目的を示しており、この記述は指摘事項には該当しません。
選択肢エ
これは不正解だよ。通信販売のコールセンタで電話注文を受ける際、オペレータが電話を通して個人情報の利用目的を伝えています。電話による取得に合わせて口頭で明示しているため、Web画面で受付完了後に表示する場合とは異なり、指摘事項には該当しません。
学習のポイント
本人から直接取得する場合の利用目的の明示時期と、取得方法ごとの扱いを区別して学ぶ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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