AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成22年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

“システム管理基準”で定めている,運用業務におけるソフトウェア管理に該当するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    プログラムからの出力情報の利用状況を記録し,定期的に分析する。
  2. イ
    プログラムで用いるデータファイルへのアクセスをコントロールする。
  3. ウ
    プログラムの違法コピーが発生しないよう教育する。
  4. エ
    プログラムのテスト結果を記録し保管する。
解き方のヒントを見る

管理対象を切り分ける視点

運用業務でソフトウェアを整理するときは、名称や担当だけで判断せず、管理の目的と対象範囲が一貫しているかを確認し、分類の軸を揃えて考えましょう。記録や更新との関係にも注目します。

この問題で問われていること

この問題では、ソフトウェアを管理する目的と、日常の運用で追跡・更新・確認が必要になる範囲との対応に焦点を絞り、個別の名称ではなく整理の基準を見極めてください。まず全体の関係から考えます。

視点

対象を考えるときは、何を管理する必要があるのか、なぜ管理するのか、どの業務と結び付くのかを分けて整理します。対象の境界と管理上の役割を同じ軸で見比べ、表面的な呼び方に引きずられないようにしましょう。

確認ポイント

  • 管理する目的と対象範囲が対応しているか確認する
  • 対象の境界を一貫した基準で整理する
  • 日常の運用で確認や記録が必要な関係に注目する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

運用業務におけるソフトウェア管理は、プログラムの利用や保有が適切に行われるよう管理する活動です。各選択肢を管理対象と活動内容で比較すると、該当するものを判断できる。

理由

プログラムの違法コピーを防ぐための教育は、プログラムの適正な利用・保有に関わる管理活動であり、運用業務におけるソフトウェア管理に該当する。

比較

出力情報の利用状況、データファイルへのアクセス、テスト結果の記録は、それぞれ情報利用、アクセス制御、テスト記録に重点がある。したがって、ソフトウェア管理そのものを示す選択肢と区別する。

選択肢ア

これは不正解だよ。出力情報の利用状況を記録して定期的に分析する活動は、プログラムそのものの適正な利用や保有を管理する内容ではなく、出力された情報の利用状況を把握・分析する活動であるため、ソフトウェア管理には該当しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。プログラムで用いるデータファイルへのアクセスをコントロールする活動は、データへのアクセス制御に関する管理である。管理対象はデータファイルへのアクセスであり、プログラムの適正な利用や保有を扱うソフトウェア管理とは異なる。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。プログラムの違法コピーが発生しないよう教育する活動は、プログラムを適正に利用・保有するための管理に当たる。選択肢の中で、プログラム自体の利用に関する運用上のソフトウェア管理を示している。

選択肢エ

これは不正解だよ。プログラムのテスト結果を記録し保管する活動は、テストの実施結果を証跡として残す管理である。対象はテスト結果の記録・保管であり、プログラムの違法コピー防止などのソフトウェア管理とは活動の焦点が異なる。

学習のポイント

ソフトウェア管理と、情報・アクセス・テスト記録の管理を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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