AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成21年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア公認会計士が任意の業務としてシステム監査を実施する場合がある。
- イシステム監査人は,公認会計士が兼務することが望ましい。
- ウシステム監査は,公認会計士による監査の一環として必ず実施されるものである。
- エシステム監査は内部監査であるので,公認会計士が実施することはない。
解き方のヒントを見る
監査記述を読むための観点
監査に関する記述を読むときは、誰が何を対象に、どの時点で、どの目的のために確認する説明なのかを整理し、表現の細部よりも役割と関係の整合性に注目します。
この問題で問われていること
一つの記述について、監査の目的、確認対象、実施主体、判断や報告につながる関係が自然に結び付いているかを、問題文の表現に沿って確かめてください。
視点
監査の説明は、登場する主体や対象だけでなく、それぞれの役割、確認のタイミング、得られた情報の扱いまで含めて読むと整理しやすくなります。用語の印象だけで判断せず、記述全体の関係に注目します。
確認ポイント
- 監査の目的と確認対象の関係が、記述全体で一貫しているか
- 実施する主体と、その主体に期待される役割が無理なく対応しているか
- 確認の時点や結果の扱いが、説明された流れと矛盾していないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
システム監査は、情報システムの安全性や有効性などを評価する監査であり、公認会計士だけが実施するものでも、公認会計士による監査で必ず実施されるものでもない。公認会計士が任意の業務として実施する場合はあり得る。
理由
システム監査は、情報システムに関する管理や統制が適切に機能しているかを評価する監査です。実施者はシステム監査に必要な知識・経験を持つ者であればよく、公認会計士が任意の業務として実施する場合もある。
比較
公認会計士との兼務が常に望ましいとは限らず、会計監査の一環として必ず行われるものでもない。また、内部監査に限定されるわけではないため、公認会計士が実施できないとする説明も誤りです。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。システム監査は、情報システムの管理や統制を評価する監査であり、公認会計士だけに限定された業務ではない。一方で、公認会計士が持つ監査知識や経験を生かし、任意の業務としてシステム監査を実施する場合はあり得るため、この記述は適切である。
選択肢イ
これは不正解だよ。システム監査人が公認会計士を兼務することは可能だが、常に兼務することが望ましいとはいえない。システム監査では、情報システム、業務プロセス、セキュリティ、統制などに関する知識と独立した評価が重要であり、職種の兼務だけで適切性が決まるわけではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。システム監査は、公認会計士による会計監査の一環として必ず実施されるものではない。会計監査とシステム監査は目的や評価対象が異なり、必要に応じて別個に実施されることもあるため、「必ず」という断定が誤っている。
選択肢エ
これは不正解だよ。システム監査は内部監査だけに該当するものではなく、外部の専門家が実施する場合もある。したがって、公認会計士が実施することはないとする限定は誤りであり、公認会計士が任意の業務として実施する可能性も認められる。
学習のポイント
システム監査の目的と実施者の関係を、会計監査との違いと併せて理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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