STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

令和7年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問21

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

当期末の決算において,表に示した損益計算資料が得られた。日本基準で当期の営業利益は何百万円か。
売上高1,500,売上原価1,000,販売費及び一般管理費200,営業外収益40,営業外費用30(単位百万円)の損益計算資料。
売上高1,500,売上原価1,000,販売費及び一般管理費200,営業外収益40,営業外費用30(単位百万円)の損益計算資料。

選択肢

  1. ア
    270
  2. イ
    300
  3. ウ
    310
  4. エ
    500
解き方のヒントを見る

営業利益を考える視点の整理

損益計算資料を読むときは、営業活動による成果を捉えるという目的に立ち返り、資料内の項目がどの段階の利益や費用に関係するかを落ち着いて整理しましょう。まず、対象期間と項目の対応関係を確認し、同じ基準で比較できる状態を整えることが大切です。

この問題で問われていること

この問題では、各項目を見たときに、それが本業の成果を表す範囲に関係する情報かどうかという一点に注目してください。項目名だけで判断せず、資料全体の構成と区分を照らして確認しましょう。

視点

利益の段階を読み分ける際は、資料の目的、期間、項目の区分、金額の意味を同じ基準で確認します。特定の項目を機械的に扱わず、どの活動に結び付く情報かを考えると、判断の軸を保ちやすくなります。

確認ポイント

  • 対象となる利益の段階を確認する
  • 各項目がどの活動に関係するかを見る
  • 期間と項目の単位・区分をそろえる
正解と解説を見る

正解

イ

解説

営業利益は、売上高から売上原価と販売費及び一般管理費を差し引いて計算する。営業外収益と営業外費用は営業利益ではなく、営業利益の算定後に区分して扱う。

理由

表の単位は百万円です。営業利益は、売上高1、500百万円-売上原価1、000百万円-販売費及び一般管理費200百万円=300百万円となる。営業外収益40百万円と営業外費用30百万円は、営業利益の計算には含めない。

比較

営業外収益と営業外費用を加減すると、営業利益ではなく営業外損益を反映した別の利益となる。また、売上高から売上原価だけを差し引いた値は売上総利益であり、営業利益とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。表の営業項目で検算すると、1,500百万円から売上原価1,000百万円と販売費及び一般管理費200百万円を差し引いた営業利益は300百万円になる。270百万円はこの結果と一致せず、営業外費用30百万円を営業利益に含める根拠も表にはない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。営業利益は営業活動に関する収益と費用から求めるため、売上高1,500百万円-売上原価1,000百万円-販売費及び一般管理費200百万円=300百万円となる。営業外収益40百万円と営業外費用30百万円はここでは加減しない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。営業利益の計算対象は表の売上高、売上原価、販売費及び一般管理費であり、その検算結果は300百万円である。310百万円はこの営業項目だけから得られる金額と一致せず、営業外収益や費用を加える根拠も示されていない。

選択肢エ

これは不正解だよ。500百万円は、売上高1,500百万円から売上原価1,000百万円だけを差し引いた金額で、売上総利益に当たる。営業利益では、さらに販売費及び一般管理費200百万円を差し引くため、答えは500百万円ではない。

学習のポイント

営業利益と営業外損益を区別し、表の各項目を正しい利益段階に対応させる。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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