STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和7年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア消費者は,他のブランドへの乗換えにほとんど抵抗感がないので,目新しさや多様性を求めて,様々なブランドの製品を試しに購入する行動が見られる。
- イ消費者は,どのブランドも同じようだと感じるので,“いつも購入している”,“最初に目に付いた”,“単に知っている”などを理由にブランドを選ぶ傾向がある。
- ウ消費者は,どのブランドを購入すればよいか見分けがつかないまま購入し,その後にブランドの評価を行うので,購入後に何らかの後悔を感じる傾向がある。
- エ消費者は,まずブランド間の差異を認識した上で,様々な観点でブランド間の違いに関する分析・評価を繰り返した後に,最終的に購入するブランドを決定する。
解き方のヒントを見る
購買行動を考える一つの視点
この問題では、行動を分類する前に、購入場面で消費者がどの程度判断に関与し、対象間の違いをどう捉えているかという二つの軸を分けて整理しましょう。
この問題で問われていること
確認する観点は、関与の強さと違いの捉え方を混同せず、問題文の状況がどちらの軸で説明されているかを丁寧に読み取ることです。
視点
選択肢を先に決めつけず、まず購買場面における判断の重さと、対象を見比べる際の認識の置き方を別々に整理します。そのうえで、設問が強調する側面だけに注目しましょう。
確認ポイント
- 購入時に、判断へ向ける注意や検討の重さがどのように描かれているか。
- 対象間の違いについて、設問中でどのような捉え方が示されているか。
- 二つの観点を混ぜず、問題文が中心に置く状況と照らして考えられているか。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
不協和低減型は,製品への関与は高い一方でブランド間の違いを感じにくい場合の購買行動です。購入後に評価し,不安や後悔を感じやすい点が特徴となる。
理由
不協和低減型では,消費者は購入に関与するものの,ブランド間の差異を十分に見分けにくい。そのため,購入後に選択を評価し,選択が適切だったか不安や後悔を感じる傾向がある。
比較
複雑な購買行動型は関与もブランド差の知覚も高く,習慣購買型は双方が低い。バラエティシーキング型は関与が低くブランド差を知覚しやすく,それぞれ行動の説明が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。不協和低減型は,関与が高い一方でブランド間の違いを知覚しにくい製品に当たる。この選択肢は,ブランドを次々に試して目新しさや多様性を求める行動を説明しており,バラエティシーキング型の特徴に対応する。
選択肢イ
これは不正解だよ。この選択肢は,どのブランドも同じように感じ,習慣や最初に目に付いたことを理由に選ぶ行動を示している。これは製品への関与が低く,ブランド間の違いも知覚しにくい習慣購買型に当たる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。不協和低減型は,消費者の関与は高いものの,ブランド間の差異を知覚しにくい製品である。購入前に明確な違いを見分けにくいまま選び,購入後に評価して不安や後悔を覚えやすいという説明が,この型の特徴と一致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。この選択肢は,ブランド間の差異を認識し,複数の観点から分析・評価を繰り返して購入を決める行動を示している。これは関与が高くブランド差も知覚しやすい複雑な購買行動型の説明であり,不協和低減型とは異なる。
学習のポイント
二軸の組合せと,購入後に生じる評価や後悔の関係を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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