STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和7年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問2
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業務を簡素化することによって,担当作業者ごとの品質の差を無くしたり,ミスの防止につなげたりすることは,C(Combine)の視点である。
- イ作業工程順序や作業場所,担当作業者を入れ替えることによって,業務の効率向上を図ることは,S(Simplify)の視点である。
- ウ無駄な業務を排除していくことによって,事務工数を削減し,業務効率を上げることは,E(Eliminate)の視点である。
- エ類似している業務を統合していくことや,その逆に異なる属性を有する業務を分離することは,R(Rearrange)の視点である。
解き方のヒントを見る
目的と評価軸をそろえる視点
業務改善の枠組みを考えるときは、名称や順番を覚えるよりも、改善したい目的と成果を測る観点が対応しているかを中心に整理すると、各要素の役割を落ち着いて見比べられます。
この問題で問われていること
各要素が何を明らかにするためのものかを確認し、設定された目的や評価の観点と無理なくつながっているかだけに注目して、説明の一貫性を確かめてください。表面的な語感だけでは判断しないようにします。
視点
枠組みを検討するときは、個々の要素を単独で暗記せず、業務上の目的、見る対象、得たい改善結果という関係で役割を整理します。特定の名称や手順に当てはめるのではなく、説明全体に目的とのつながりが保たれているかを確認する視点が有効です。
確認ポイント
- 改善したい目的と確認対象が対応しているかを見る
- 成果を判断する観点が途中で変わっていないか確認する
- 各要素の説明が全体の目的と矛盾していないか確かめる
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ECRSは、業務から不要なものをなくし、まとめ、順序などを変更し、簡素化する観点で改善を検討する枠組みです。
理由
ECRSは、Eliminate(排除)、Combine(結合)、Rearrange(入替え・再配置)、Simplify(簡素化)の頭文字です。無駄な業務をなくして工数を減らす考え方は、Eの視点に該当する。
比較
業務をまとめることはC、作業順序や場所などを変更することはR、手順を簡単にすることはSとして整理する。したがって、記述内容と括弧内の名称が一致するものを選ぶ。
選択肢ア
これは不正解だよ。業務を簡素化し、作業者ごとの品質差やミスを減らすという内容は、Simplify(簡素化)の視点に当たる。C(Combine)は、複数の作業や工程をまとめる改善を指すため、この記述では括弧内の名称と説明が一致していない。
選択肢イ
これは不正解だよ。作業工程の順序、作業場所、担当者などを入れ替えて効率を高める内容は、Rearrange(再配置・入替え)の視点である。S(Simplify)は作業を簡単にすることを指すため、記述の操作とは異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。無駄な業務を排除して事務工数を削減し、業務効率を高める内容は、Eliminate(排除)の視点に該当する。ECRSにおけるEの意味と、記述されている改善内容が正しく対応している。
選択肢エ
これは不正解だよ。類似する業務を統合することや、異なる属性の業務を分離することは、Combine(結合)に関係する考え方である。R(Rearrange)は作業の順序や場所などを入れ替える視点なので、この記述とは一致しない。
学習のポイント
E・C・R・Sそれぞれの意味と、業務改善の具体的な操作を対応させる。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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