STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

令和6年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

親和図の特徴はどれか。

選択肢

  1. ア
    原因と結果を対比させた図式表現であり,不良原因の追及に用いられる。
  2. イ
    錯綜した問題点や,まとまっていない意見,アイディアなどを整理し,まとめるために用いられる。
  3. ウ
    二つ以上の変数の相互関係を表すのに役立つ。
  4. エ
    分布の形,目標値からのばらつき状態などから,製品の品質の状態が規格値に対して満足いくものかなどを判断するために用いられる。
解き方のヒントを見る

品質管理手法を見分ける視点

品質管理手法を比べるときは、名称や印象だけで判断せず、対象となる課題、使う場面、得られる結果の関係を同じ基準で整理し、問いが求める観点に照らして確認しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点として、各手法が何を明らかにするために用いられるのかに注目してください。目的と確認対象の対応を整理すると、説明の違いを落ち着いて比較できます。

視点

品質管理の手法は、目的、対象、利用する時点、得られる情報などの観点を分けて整理すると理解しやすくなります。まず問いが重視する一つの観点を定め、その観点だけで各説明を読み比べてください。

確認ポイント

  • 問いが比較の基準としている観点を一つだけ確認する
  • 各説明が対象と目的のどちらを述べているかを区別する
  • 同じ基準で読み比べ、印象や名称だけの判断を避ける
正解と解説を見る

正解

イ

解説

親和図は、互いに関連する問題点や意見、アイディアなどをまとめ、複雑な情報を整理して全体像を把握するための手法です。したがって、錯綜した内容を整理し、まとめるという説明が適切です。

理由

親和図は、集めた問題点や意見などを内容の近さに基づいてグループ化し、複雑でまとまりのない情報を整理するために用いる。個々の情報をまとめることで、問題の全体像や共通する傾向を把握しやすくする。

比較

アは原因と結果の関係から不良原因を分析する図、ウは二つ以上の変数の相互関係を示す図、エは分布やばらつきから品質状態を判断する図の説明です。いずれも親和図の主な目的とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。原因と結果を対比させ、不良原因を追及する説明は、原因分析に用いる特性要因図などの特徴である。親和図は、原因と結果を対比するのではなく、錯綜した問題点や意見を内容の近さで整理し、まとめるために用いられる。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。親和図は、錯綜した問題点や、まとまっていない意見、アイディアなどを集め、互いの親近性に基づいて整理する手法である。情報をグループ化して全体像を把握しやすくし、問題の整理や合意形成に役立てる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。二つ以上の変数の相互関係を表す説明は、散布図の特徴である。散布図では、二つの変数の値を対応させて配置し、関係の有無や傾向を確認する。親和図は変数間の関係を数値で示す図ではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。分布の形や目標値からのばらつきを確認し、製品の品質が規格値に対して満足できるかを判断する説明は、ヒストグラムなどを用いた品質評価の特徴である。親和図は品質分布を表す図ではない。

学習のポイント

親和図と、原因分析・相関把握・品質評価に使う図法の目的を区別して覚えましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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