STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アイノベーション
- イ既存製品
- ウ試作品
- エ中核ベネフィット
解き方のヒントを見る
製品価値を整理する一つの視点
この分野では、製品を単なる物として見るのではなく、利用者が得る価値を段階的に捉え、各段階の関係を確認しながら整理することが重要です。まず問いが求める整理の軸を見極めましょう。
この問題で問われていること
確認する観点は、各要素が利用者にとってどのような価値を表しているかという対応関係です。表面的な説明と、利用目的や期待される成果を混同せず、設問の並び方を丁寧に照合してください。
視点
判断するときは、各説明を利用者が得る価値の表現として読み、同じ基準で比べます。名称の印象よりも、価値の対象と抽象度の関係を短く書き出し、設問が求める対応だけを確認してください。
確認ポイント
- 設問が求めている整理の軸を一文で言い換える
- 各要素が示す価値の対象を同じ基準で確認する
- 価値どうしの関係が設問の順序や対応と矛盾しないか見る
正解と解説を見る
正解
エ
解説
コトラーの顧客価値ヒエラルキーでは、最初に顧客が本質的に求める価値を捉え、その上に具体的な製品、期待される内容、追加的な価値、将来の可能性を積み上げて整理する。
理由
表の基本レベルは、顧客が実質的に手にする基本的なサービスやベネフィットを示している。これは製品の外形や名称ではなく、顧客がその製品から得たい本質的な価値に当たる。
比較
第2レベル以降は、具体的な製品、顧客が期待する製品、期待を上回る製品、将来の発展可能性へと広がる。したがって、基本レベルには顧客価値の中心を表す概念を置く。
選択肢ア
これは不正解だよ。イノベーションは、新しい価値や仕組みを生み出す活動・成果を表す一般的な用語であり、顧客が実質的に手にする基本的なサービスやベネフィットそのものを示す製品レベルの名称ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。既存製品は、すでに市場などに存在している製品を指す分類であり、顧客がその製品を通じて本質的に得る基本的な価値を表す概念ではない。表の基本レベルの説明とも対応しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。試作品は、製品化や検証のために作られる試験的なモデルを指す。顧客が実質的に手にする基本的なサービスやベネフィットという価値の段階を示す用語ではないため、表の空欄には当てはまらない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。中核ベネフィットは、顧客が製品を購入・利用することで本質的に得ようとする基本的な便益を表す。表の基本レベルにある「顧客が実質的に手にする基本的なサービスやベネフィット」という説明と一致する。
学習のポイント
顧客が本質的に求める価値と、具体的な製品を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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