STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アインターネット上の複数の広告媒体を束ねて,広告枠を管理し,入札型インプレッション課金と呼ばれるオークション形式のリアルタイム入札によって,広告枠ごとに掲載する広告を決定する仕組み
- イ企業や起業家がインターネット上で事業資金を必要とする目的や内容を告知し,資金提供者を募集する仕組み
- ウ検索エンジンに入力された検索語句に連動して広告を表示し,これがクリックされた量に応じて,広告主から広告料を徴収する仕組み
- エネットオークションなどで,落札者が出品者に代金の支払を行ったにもかかわらず出品者が商品を送らないといったトラブルを防ぐために,売り手と買い手の間に入り代金の支払を仲介する仕組み
解き方のヒントを見る
役割を切り分けて考える視点
広告に関わる仕組みを考えるときは、名称や印象だけで判断せず、誰と誰の間で、どの段階のやり取りを支える役割なのかに注目し、他の役割との境界を整理して、順序立てて確認しましょう。
この問題で問われていること
選択肢を読む際は、それぞれが示すものについて、取引のどの場面に関与し、どの相手との関係を調整する説明になっているかという一点だけに絞り、落ち着いて照合しましょう。
視点
役割を整理するときは、用語の印象や規模ではなく、関係者間の流れのどこに位置し、どの情報や依頼を扱う責任範囲として説明されているかを確認します。
確認ポイント
- 関係者のうち、誰の間をつなぐ説明かを確認する
- 取引の流れのどの段階を対象にしているかを確認する
- 用語ではなく役割の境界で説明を読み取れているかを確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
アドエクスチェンジは、複数の広告媒体が持つ広告枠を束ねて管理し、リアルタイムの入札によって枠ごとに掲載広告を決定する広告取引の仕組みです。
理由
アドエクスチェンジは、複数の広告媒体の広告枠を集約し、広告枠ごとに入札を行って掲載する広告を決定する。広告枠の売り手と広告主側を結び付ける取引基盤として機能する点がポイントです。
比較
検索語に連動して広告を表示しクリック数に応じて課金する仕組みは検索連動型広告、事業資金を募る仕組みはクラウドファンディング、売買代金を仲介する仕組みはエスクローに当たる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。アドエクスチェンジは、複数の広告媒体が持つ広告枠をまとめて管理し、広告を出したい側とのリアルタイム入札を通じて、広告枠ごとに配信する広告を決める仕組みである。広告枠の取引市場としての説明と一致する。
選択肢イ
これは不正解だよ。企業や起業家が事業の目的や必要資金を示し、多数の個人や組織から資金を募る仕組みは、クラウドファンディングの説明である。広告媒体や広告枠を束ねて入札で配信広告を決めるアドエクスチェンジとは役割が異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。検索エンジンに入力された検索語句に応じて広告を表示し、クリックされた量に応じて広告料を徴収するのは、検索連動型広告やクリック課金の説明である。複数媒体の広告枠を入札で取引する仕組みとは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。売り手に代金が渡ったのに商品が届かないトラブルを防ぐため、第三者が売り手と買い手の間で代金を預かり支払う仕組みはエスクローである。広告枠の管理や掲載広告の入札決定を行う仕組みではない。
学習のポイント
広告枠の取引市場と、検索広告・資金募集・決済仲介を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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