STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アシステム化計画フェーズから受入・導入支援フェーズまで
- イ要件定義フェーズから受入・導入支援フェーズまで
- ウ要件定義フェーズからシステム結合フェーズまで
- エシステム内部設計フェーズからシステム結合フェーズまで
解き方のヒントを見る
工程と契約の対応を考える視点整理
工程と契約を結び付けるときは、名称の印象だけで判断せず、作業の進み方と当事者間で合意される責任範囲が、同じ前提で説明できるかを丁寧に照合しましょう。問題文の表現を一文ずつ確認しながら考えます。
この問題で問われていること
一つの対応関係に注目し、工程側が示す進行上の前提と、契約側が示す合意・責任の前提を分けて読み、その二つが矛盾なくつながるかを確認することに集中してください。言葉の連想ではなく、記述同士の関係として見ます。
視点
工程の説明と契約の説明を別々に整理し、それぞれが置いている前提や責任の範囲を確認したうえで、両者の関係が自然に説明できるかを考えます。
確認ポイント
- 工程について述べられた目的・順序・関係者の役割を、記述に沿って整理する
- 契約について述べられた合意対象と責任の置き方を、名称の印象から切り離して読む
- 工程と契約を組み合わせた際、説明の前提が途中で入れ替わっていないか確認する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
図のア〜エは、それぞれの選択肢が示す工程範囲を表している。請負型契約を基本とするフェーズは、契約モデルの整理に基づき、システム内部設計からシステム結合までとされる。
理由
“情報システム・モデル取引・契約書<第二版>”の整理では、ユーザーとベンダー間で請負型の契約を基本とするフェーズは、システム内部設計フェーズからシステム結合フェーズまでです。したがって、図の矢印が契約類型を直接示すのではなく、契約上の対象となる工程範囲と選択肢の記述を照合する。
比較
アとイはシステム化計画または要件定義から始まり、ウは要件定義から始まるため、請負型契約を基本とする範囲の開始点と一致しない。エはシステム内部設計から始まり、システム結合までを含むため、契約モデルの整理と一致する。
選択肢ア
これは不正解だよ。システム化計画フェーズは、請負型契約を基本とする対象範囲の開始点より前に置かれている。図の矢印が長いこと自体は契約類型の根拠にならず、契約モデルの整理とも一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。要件定義フェーズから受入・導入支援フェーズまでという範囲は、請負型契約を基本とするフェーズの開始点と終了点の両方が異なる。特に受入・導入支援まで含める点が、契約モデルの整理と一致しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。要件定義フェーズからシステム結合フェーズまでという範囲は、終了点は合うものの開始点が異なる。請負型契約を基本とする範囲は要件定義からではなく、後続のシステム内部設計から始まる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。システム内部設計フェーズからシステム結合フェーズまでという範囲が、請負型契約を基本とするフェーズの整理と一致する。なお、図のエの矢印は選択肢の工程範囲を示すもので、契約類型そのものを表示しているわけではない。
学習のポイント
契約類型の知識と、図示された工程範囲を切り分けて判断する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針