STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和3年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アI6+P7-S7+S8
- イS8+S9+S10+S11-I7
- ウS8+S9+S10+S11-I8
- エS9+S10+S11-I7
解き方のヒントを見る
需要と在庫の関係を点検する
生産計画を考えるときは、予測された需要と手元にある在庫を同じ期間の情報として並べ、時間のずれや前提条件、更新のタイミング、対象範囲の違いが判断に影響していないかを確認します。
この問題で問われていること
一つの観点として、需要予測と在庫量を比較する期間・時点がそろっているかに注目し、計画の前提、データの更新時点、実績の扱い、対象範囲を順に確かめ、比較の条件をそろえてください。
視点
需要と在庫を整理するときは、対象期間、基準時点、変動を見込む前提をそろえてから、両者の関係を読み取ります。個別の選択肢の表現ではなく、比較の軸が一貫しているかを確認することが大切です。
確認ポイント
- 需要と在庫を比べる期間や基準時点は一致しているか
- 予測値と実績値が、同じ前提のもとで扱われているか
- 一時的な変動と計画全体の傾向を混同していないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
8月末予想在庫は7月末予想在庫に8月計画生産量を加え、8月予想販売量を引いた値です。これを9〜11月の予想販売量合計に合わせると、P8=S8+S9+S10+S11−I7となる。
理由
8月末予想在庫は、I7+P8−S8で表せる。手続(2)では、この在庫を9月から11月までの予想販売量合計S9+S10+S11と等しくする。したがって、I7+P8−S8=S9+S10+S11を整理し、P8=S8+S9+S10+S11−I7となる。
比較
式を選ぶ際は、8月の計画生産量P8を求める式になっているか、基準在庫が7月末のI7か、さらに8月から11月までの販売量が適切に含まれているかを確認する。月の対応が一つでもずれると、別の月の在庫や販売量を使う誤った式になる。
選択肢ア
これは不正解だよ。8月末の在庫を求める式なら、7月末在庫に8月生産を加え、8月販売を引く形になる。しかしこの式はI6、P7、S7を使って7月の在庫を扱った後にS8を加えており、8月計画生産量P8を求める収支にも、9〜11月の必要量にも対応していない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。8月末予想在庫はI7+P8−S8で表せる。手続(2)よりこれを9〜11月の予想販売量S9+S10+S11に等しくするので、I7+P8−S8=S9+S10+S11、したがってP8=S8+S9+S10+S11−I7となる。単位も数量でそろっている。
選択肢ウ
これは不正解だよ。8月計画生産量を決める際の基準在庫は、手続(1)で求めた7月末予想在庫I7である。I8は8月末予想在庫で、P8を含む計算結果側の量なので、I8を引くと基準時点がずれる。S8〜S11の需要期間は合っていても、在庫の参照月が不適切である。
選択肢エ
これは不正解だよ。S9+S10+S11−I7は、9〜11月の必要在庫合計から7月末在庫を引いただけで、8月の予想販売量S8を補う項がない。8月末在庫の収支には8月生産と8月販売の両方が関わるため、対象月の販売量を落とすこの式ではP8を正しく求められない。
学習のポイント
在庫収支と、基準月・対象月・需要期間のずれを正確に読む練習
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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