STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アWebサイト上の契約手続において,委託会社,弁護士などの第三者機関を介することを前提とした仕組みである。
- イアプリケーションサービスを実現するための基盤上に執行条件と契約内容を事前に定義しておき,条件に合致したイベントが発生すると自動執行する仕組みである。
- ウ契約手続において発生する決済を現実通貨ではなく暗号資産によって実施する仕組みである。
- エ販売者と購入者が安全かつスマートに取引するためのものであり,インターネット通販だけを適用範囲とした仕組みである。
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実行環境を整理する着眼点
各選択肢を読む前に、処理がどこで動き、何を共有し、実行結果をどのように扱う前提なのかを分けて整理する。用語の印象ではなく、問われている比較軸と説明の対応だけを確認しよう。
この問題で問われていること
この問題では、実行環境の説明を個別の名称や特徴の暗記だけで判断せず、設問が求める観点と、各説明が示す対象・役割・前提の対応を一つずつ照合することに集中しよう。
視点
実行環境を検討するときは、処理の担い手、参照する状態、結果が反映される範囲という観点を分け、説明同士の前提が混ざっていないかを整理する。
確認ポイント
- 処理を実行する主体と、その説明の対象が一致しているか確認する
- 共有される状態や参照範囲について、説明の前提を整理する
- 設問が求める比較軸と各説明の対応だけを照合する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
スマートコントラクトは、契約内容や執行条件を事前に定義し、条件に合致するイベントが発生した際に処理を自動実行する仕組みです。
理由
スマートコントラクトは、アプリケーションサービスを実現する基盤上に契約内容と執行条件を定義し、条件に合致したイベントを契機として処理を自動的に実行する。
比較
第三者機関を介すること、暗号資産だけで決済すること、インターネット通販だけを対象にすることは、スマートコントラクトそのものの定義ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。本文は委託会社や弁護士などの第三者機関を介することを前提としているが、スマートコントラクトは契約条件に基づく処理を自動化する仕組みであり、第三者機関の介在を必須条件とはしない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。契約内容と執行条件を事前に定義しておき、条件に合致したイベントが発生すると自動執行するという説明は、スマートコントラクトの基本的な仕組みに一致している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。本文は決済を暗号資産で実施する仕組みに限定しているが、スマートコントラクトの本質は契約条件に応じた自動処理であり、決済手段を現実通貨以外に限定することではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。本文は販売者と購入者の取引やインターネット通販だけを対象としているが、スマートコントラクトは通販に限らず、条件に応じて契約処理を自動実行する仕組みである。
学習のポイント
第三者の有無や決済手段ではなく、条件定義と自動執行の関係を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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