STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア既存のブランドネームをそのまま用いた上で,対象市場を新しいマーケットセグメントに変更し,売上高の増加を狙う戦略である。
- イ既存のブランドネームを他の商品においても展開することによって,既存ブランドの認知度を他の商品にも利用し,販売効果を高める戦略である。
- ウ従来の市場をターゲットとし続けるが,従来のブランドネームを廃棄して新しいブランドネームに変更する戦略である。
- エ単一のブランドを強調するだけでなく,同一カテゴリで複数ブランドを使い分けることによって市場シェアの獲得を狙う戦略である。
解き方のヒントを見る
施策を見分けるための視点
ブランドに関する施策を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、誰に向けて何を変えようとしているのか、どの段階に働きかけるのかを整理して考えます。複数の説明が似て見える場合も、同じ観点で順に確認します。
この問題で問われていること
一つの施策が担う役割に注目し、対象・目的・実施の場面を同じ基準で見比べてください。説明の細部より、施策が目指す変化の位置づけを確認することが重要です。まずは中心的な役割だけを捉えましょう。
視点
施策を区別するときは、表面的な言葉や目立つ手段ではなく、対象者にどのような変化を促すための取り組みなのかを軸に整理します。複数の要素が含まれていても、中心となる役割を一つに絞って考えると比較しやすくなります。
確認ポイント
- 対象者は誰として想定されているかを確認する
- その施策が目指す変化や目的を短く言い換える
- 実施される場面や働きかける段階を照らし合わせる
正解と解説を見る
正解
イ
解説
ブランド拡張とは、既存のブランドネームを別の商品にも展開し、すでに形成された認知度や信頼を新商品に活用して販売効果を高める戦略です。
理由
正答はイです。既存のブランドネームを他の商品にも展開することで、既存ブランドの認知度を新商品に活用し、販売効果を高める説明になっている。これはブランド拡張の定義に合致する。
比較
アは既存ブランド名を新しい市場セグメントに適用する説明、ウはブランド名を新しくする説明、エは同一カテゴリで複数ブランドを使い分ける説明であり、いずれもブランド拡張とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。既存のブランドネームを使う点は共通しているが、説明の中心は対象市場を新しいマーケットセグメントへ変更することである。既存ブランドを他の商品へ展開するブランド拡張の説明ではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。既存のブランドネームを他の商品にも展開し、ブランドの認知度を新商品に利用して販売効果を高める内容である。既存ブランドを別の商品へ広げるため、ブランド拡張に該当する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。従来の市場をターゲットにし続ける一方で、従来のブランドネームを廃棄して新しいブランドネームへ変更する説明である。既存ブランドを活用するブランド拡張とは反対の内容である。
選択肢エ
これは不正解だよ。同一カテゴリで複数ブランドを使い分け、市場シェアの獲得を狙う説明である。単一の既存ブランドを他の商品へ展開するのではなく、複数ブランドを運用する戦略を示している。
学習のポイント
ブランド名を広げる対象と、市場やブランド名を変更するかどうかを区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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