STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア市場の要求である“要求品質”と,提供する側の技術である“技術特性”の2元表を作成し,顧客の要求を満たすための機能を明確にする手法
- イ整理・整頓することで事故やけがの防止や作業効率の低下を防ぐ活動
- ウ他社の製品を分解し,分析して自社商品と比較することによって,コストや性能面でより高い競争力をもった製品を開発する手法
- エ物作りの仕組みの中の無駄を,現場の知恵を出し合って排除する活動
解き方のヒントを見る
目的と特徴を整理する視点
選択肢を読む前に、問われている対象について「何のために確認するのか」と「どのような観点で整理するのか」を切り分け、両者の関係が一貫しているかを落ち着いて見直しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、目的と特徴が同じ整理軸に置かれているかを確認してください。個々の表現の印象で判断せず、問いが求める整理の仕方と各記述の対応関係に注目しますね。
視点
対象を学ぶときは、まず問いが扱う目的や役割を読み取り、その後に特徴をどの観点で整理するかを考えます。用語の印象だけで決めず、説明の範囲や前提が揃っているかを確認すると、理解のずれに気づきやすくなります。
確認ポイント
- 問われている目的や役割を確認する
- 目的と特徴を同じ整理軸で見比べる
- 表現の前提や説明範囲にずれがないか確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ティアダウンは、他社製品を分解して構造や部品、機能などを分析し、自社製品との比較を通じて、コストや性能の向上に役立てる製品開発上の手法です。
理由
ティアダウンは、他社製品を実際に分解し、その構造や部品、性能などを調査・分析する活動です。分析結果を自社製品と比較し、コスト低減や性能向上、競争力のある製品開発に活用します。
比較
アは顧客要求と技術特性を対応付ける品質機能展開、イは整理・整頓による安全や効率の改善、エは製造現場の無駄を排除する改善活動の説明です。いずれも他社製品の分解分析ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。市場の要求品質と提供側の技術特性を二元表に整理し、顧客要求を満たす機能を明確にする手法は、品質機能展開の説明です。他社製品を分解して分析するティアダウンとは、目的と手段が異なります。
選択肢イ
これは不正解だよ。整理・整頓によって事故やけがを防ぎ、作業効率の低下を防止する活動は、職場環境の改善に関する説明です。製品を分解して構造や性能を調べ、自社製品と比較する活動ではありません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ティアダウンは、他社の製品を分解し、構造や部品、性能などを分析して自社製品と比較する手法です。その結果を、コスト低減や性能向上など、競争力のある製品開発に役立てます。
選択肢エ
これは不正解だよ。物作りの仕組みの中にある無駄を、現場の知恵を出し合って排除する活動は、製造現場の改善に関する説明です。他社製品を分解・分析して自社製品と比較するティアダウンとは対象が異なります。
学習のポイント
製品分析の目的と、分解・比較という具体的な手段を結び付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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