STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア単価が高く体積が大きい又は需要変動が大きい重点管理品に適する。
- イ発注間隔が一定で発注量が増減する。
- ウ発注点と発注量が等しく,都度の在庫調査の必要がない。
- エ発注点と発注量は調達リードタイムに関係しない。
解き方のヒントを見る
方式の役割分担を見極める視点
この問題では、用語の印象や名称だけで判断せず、方式を構成する要素が何を担当し、どの順序や関係で情報を扱う設計なのかという観点から、各選択肢の説明を落ち着いて整理します。
この問題で問われていること
確認の中心は、方式を説明する文が示す役割分担と処理のつながりが一貫しているかです。個別の語句を暗記で当てはめず、説明全体の関係性を図式化して読み比べてください。
視点
複数の要素から成る方式は、それぞれの担当範囲と要素間の関係を整理すると、説明の構造を比較しやすくなります。
確認ポイント
- 各要素が担う役割を文中から確認する
- 要素同士の関係や順序を整理する
- 説明全体に矛盾や役割の重複がないか確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ダブルビン方式は、同量の在庫を入れた二つの容器を使い、一方が空になった時点でその分を発注する簡便な定量発注方式です。
理由
ダブルビン方式では、二つの容器の一方を使用し、空になった容器を発注の合図として補充します。したがって、発注点に相当する在庫量と、補充する発注量が一つの容器分として等しくなり、都度の細かな在庫調査も必要ありません。
比較
この方式は、発注間隔を一定にして数量を変える方式ではありません。また、対象品の単価や体積、需要変動の大きさだけで適用を決める方式でもなく、調達リードタイムと無関係に発注点や発注量を設定するものでもありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。単価が高い、体積が大きい、需要変動が大きいといった重点管理品への適用条件を述べていますが、ダブルビン方式の本質は二つの容器を使った補充の合図と、容器単位での発注量にあります。したがって、この説明は方式の特徴を表していません。
選択肢イ
これは不正解だよ。発注間隔が一定で、その都度発注量を増減させるのは、定期的に在庫を確認して発注量を調整する考え方です。ダブルビン方式は、容器が空になったことを合図に、基本的に一定量を補充するため、この記述とは異なります。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。二つの容器の一方を使い切った時点で、その容器分を発注するため、発注点と発注量が等しくなります。また、空になった容器が補充の合図になるので、運用中に在庫数量を毎回細かく調査する必要がありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。発注点や発注量は、在庫切れを防ぐために調達リードタイムや使用状況などを考慮して設定する必要があります。リードタイムに関係しないと断定するこの記述は、在庫管理における補充条件の考え方と整合しません。
学習のポイント
発注点と発注量の関係、および在庫調査を省略できる仕組みを理解することが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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