STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア売上の伸びが鈍くなってきたときなどに,デザインや容量を変更した商品を導入し,ブランド力を高める戦略
- イ関連分野において知名度の高い他社ブランドと提携し,自社商品のブランド力を高める戦略
- ウ実績のある商品と同じカテゴリにシリーズ商品を導入し,同一ブランド名での品ぞろえを豊富にする戦略
- エ消費者の間に浸透し,市場での地位を確立しているブランド名で,現行商品とは異なるカテゴリに参入する戦略
解き方のヒントを見る
ブランド戦略を考える視点
ブランドに関する設問では、個別の施策名や印象だけで判断せず、誰にどのような価値を継続して届け、他との違いをどう保つ考え方なのかという関係に注目して整理しましょう。
この問題で問われていること
確認する観点は、述べられている内容が一時的な宣伝活動の説明なのか、それとも顧客に認識される価値を長期的に形づくる考え方なのかを区別できているか、の一つです。
視点
用語を単独で覚えるのではなく、対象、提供する意味、受け手の認識、継続性という要素のつながりを文章から読み取り、概念どうしの役割を整理してください。
確認ポイント
- 説明の中心が、活動そのものか、受け手に形成される意味かを確認する。
- 短期的な結果と、継続して保たれる関係を混同していないかを見る。
- 提示された説明の各要素が、同じ目的に向かって整合しているかを確かめる。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ラインエクステンションは、実績のあるブランド名を同じ商品カテゴリ内で活用し、仕様や種類の異なるシリーズ商品を追加して品ぞろえを広げる戦略です。
理由
正答のウは、実績のある商品と同じカテゴリにシリーズ商品を導入し、同一ブランド名で品ぞろえを豊富にすると説明している。これは既存ブランドを活用したカテゴリ内の展開であり、ラインエクステンションの定義に合う。
比較
同じブランド名を使う場合でも、関連分野の他社ブランドとの提携や、現行商品とは異なるカテゴリへの参入は別のブランド戦略です。選択肢アはデザインや容量の変更自体が直ちに誤りなのではなく、カテゴリ内の品ぞろえ拡張という条件が明確でない点が不適切です。
選択肢ア
これは不正解だよ。デザインや容量を変更した商品を導入すること自体は、同一ブランド・同一カテゴリ内で品ぞろえを広げるならラインエクステンションになり得る。しかし、この選択肢は既存商品の変更とブランド力向上を中心に述べており、カテゴリ内で同一ブランドの商品群を拡張する条件が明確ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。知名度の高い他社ブランドと提携して自社商品のブランド力を高める説明であり、既存ブランド名を同じ商品カテゴリ内の商品展開に用いて品ぞろえを広げるものではない。したがって、ラインエクステンションではなく、他社ブランドとの提携によるブランド強化を示している。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。実績のある商品と同じカテゴリにシリーズ商品を追加し、同一ブランド名で品ぞろえを豊富にする説明は、既存ブランドを活用してカテゴリ内の展開を広げるラインエクステンションそのものである。ブランドの認知や実績を新たなシリーズに生かす点も適切である。
選択肢エ
これは不正解だよ。市場で確立したブランド名を使って、現行商品とは異なるカテゴリへ参入する説明である。既存ブランドを別カテゴリへ広げる戦略は、同じ商品カテゴリ内でシリーズを増やすラインエクステンションとは異なるため、この選択肢は該当しない。
学習のポイント
ブランド名と商品カテゴリの関係から、ブランド戦略の違いを見分ける。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針