STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成29年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

期末の決算において,表の損益計算資料が得られた。当期の営業利益は何百万円か。
売上高1,500、売上原価1,000、販売費及び一般管理費200、営業外収益40、営業外費用30を示す損益計算資料の表(単位:百万円)。
売上高1,500、売上原価1,000、販売費及び一般管理費200、営業外収益40、営業外費用30を示す損益計算資料の表(単位:百万円)。

選択肢

  1. ア
    270
  2. イ
    300
  3. ウ
    310
  4. エ
    500
解き方のヒントを見る

営業利益を考えるための視点

損益計算資料を読むときは、まず対象となる利益段階と期間をそろえ、収益と費用の関係を同じ基準で整理してから、営業活動に関係する部分へ焦点を絞って慎重に確認します。

この問題で問われていること

この問題では、資料中の項目を見たときに、営業活動に関係するものと、それ以外のものを区別する観点に集中してください。各項目の意味と集計範囲を確かめることが大切です。

視点

利益の段階を確認し、資料に含まれる項目がどの活動に対応するかを整理します。期間や対象範囲がそろっているかも確認し、営業活動に関係する情報だけへ視点を固定してください。

確認ポイント

  • 営業活動に関係する項目かを確認する
  • 各項目の対象期間と集計範囲をそろえる
  • 利益の段階と資料上の位置づけを確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

営業利益は、売上高から売上原価と販売費及び一般管理費を差し引いて求めます。営業外収益と営業外費用は営業利益には含めません。したがって、1、500-1、000-200=300百万円です。

理由

営業利益は本業による収益力を示す利益です。したがって、売上高1、500百万円から売上原価1、000百万円と販売費及び一般管理費200百万円を差し引きます。式は、1、500百万円-1、000百万円-200百万円=300百万円です。

比較

営業外収益40百万円と営業外費用30百万円は、営業利益の後に考慮する営業外項目です。これらを加減すると営業利益ではなく別の利益段階の金額になるため、営業利益の計算には使用しません。

選択肢ア

これは不正解だよ。270百万円は、売上高1,500百万円から売上原価1,000百万円、販売費及び一般管理費200百万円、さらに営業外費用30百万円を差し引いた値に当たります。しかし、営業外費用は営業利益の計算対象ではなく、営業利益は本業に関する収益と費用だけで求めます。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。営業利益は、売上高から売上原価と販売費及び一般管理費を差し引いて求めます。計算は、1,500百万円-1,000百万円-200百万円=300百万円です。営業外収益40百万円と営業外費用30百万円は営業利益には含めません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。310百万円は、営業利益300百万円に営業外収益40百万円を加え、営業外費用30百万円を差し引いた金額です。この計算は営業外項目まで含めているため、営業利益ではありません。営業利益では営業外収益と営業外費用を除外します。

選択肢エ

これは不正解だよ。500百万円は、売上高1,500百万円から売上原価1,000百万円だけを差し引いた金額です。しかし、営業利益を求めるには、営業活動に必要な販売費及び一般管理費200百万円も差し引く必要があります。そのため、この値は営業利益とは一致しません。

学習のポイント

営業利益と経常利益の計算範囲を区別し、営業外項目を混同しないことが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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