STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成29年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

バリューチェーンでは,付加価値を生み出す事業活動を,五つの主活動と四つの支援活動に分類している。支援活動に該当するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    技術開発
  2. イ
    購買物流
  3. ウ
    サービス
  4. エ
    製造
解き方のヒントを見る

判断の基準を一つにそろえる

活動を区別する際は、名称から受ける印象だけで判断せず、何を基準に区別するのかを先に整理しましょう。検討の途中でも同じ基準を保ち、判断の根拠がその基準に沿っているかを確認することが大切です。

この問題で問われていること

この問題では、区別に用いる基準を途中で変えていないかに注目しましょう。判断に迷う箇所があっても、そこだけ別の基準を持ち込まず、最初に整理した基準と判断の理由のつながりを確かめてください。

視点

区別の基準は、判断の理由を整理するための共通の軸です。扱う内容によって基準が変わると、判断を一貫させにくくなります。まず基準を自分の言葉で短く表し、その基準を保ったまま考えてみましょう。

確認ポイント

  • 区別に用いる基準を短く言葉にできているか
  • 検討の途中で別の基準に置き換えていないか
  • 判断の理由が最初の基準につながっているか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

正解はアの技術開発です。バリューチェーンでは、技術開発は主活動を支える支援活動に分類されます。購買物流、サービス、製造はいずれも主活動であり、サービスや製造を支援活動と取り違えないことが重要です。

理由

バリューチェーンの四つの支援活動は、全般管理、人事・労務管理、技術開発、調達活動です。技術開発は、製品や業務に用いる技術の開発・改善を通じて主活動を支えるため、支援活動に該当します。

比較

五つの主活動は、購買物流、製造、出荷物流、販売・マーケティング、サービスです。購買物流は原材料などの受入れや保管、製造は製品への加工・変換、サービスは販売後の修理や保守などを担います。サービスも製品の価値を維持・向上させる主活動です。また、購買物流は支援活動の調達活動とは区別されます。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。技術開発は、製品や業務の技術を改善し、主活動の付加価値向上を支える支援活動です。バリューチェーンの四つの支援活動は、全般管理、人事・労務管理、技術開発、調達活動であり、設問の分類に該当します。

選択肢イ

これは不正解だよ。購買物流は、原材料などの受入れ、保管、在庫管理などを担う主活動です。「購買」という語が含まれていても、支援活動の調達活動とは区別します。調達活動が必要な物品などを購入する機能なのに対し、購買物流は入ってくる物の流れを扱います。

選択肢ウ

これは不正解だよ。サービスは、販売後の修理や保守などによって、製品の価値を維持・向上させる主活動です。顧客へのサービスも付加価値を直接生み出す活動に含まれます。ほかの活動を支えるという一般的な語感だけで、支援活動に分類してはいけません。

選択肢エ

これは不正解だよ。製造は、原材料を加工し、製品へと変換する主活動です。付加価値を生み出す工程そのものを担うため、支援活動には分類されません。製造技術を開発・改善する技術開発と、実際に製品を作る製造とは、バリューチェーン上の分類が異なります。

学習のポイント

主活動と支援活動の分類を理解し、購買物流と調達活動、製造と技術開発の違いを整理しましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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