STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成29年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア外部環境と内部環境の観点から,強み,弱み,機会,脅威という四つの要因について情報を整理し,企業を取り巻く環境を分析する手法である。
- イ企業のビジョンと戦略を実現するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点から事業活動を検討し,アクションプランまで具体化していくマネジメント手法である。
- ウ事業戦略を,市場浸透,市場拡大,製品開発,多角化という四つのタイプに分類し,事業の方向性を分析する手法である。
- エ製品ライフサイクルを,導入期,成長期,成熟期,衰退期という四つの段階に分類し,企業にとって最適な戦略を分析する手法である。
解き方のヒントを見る
成長方向を整理するための視点
成長の方向を検討するときは、各説明を表面的な語句で判断せず、現在の前提と、そこから変化しようとしている範囲を分けて整理し、分類の観点を一つずつ順に確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点に絞り、各説明が現在の前提からどの範囲を変えようとしているのかを読み取り、同じ軸で比較できる内容かどうかを落ち着いて確認することだけに集中してください。
視点
分類を考えるときは、現在の状態と変化の向きを切り分け、説明に含まれる前提をそろえてから比較します。言葉の印象や規模感ではなく、何が基準になり、どの範囲に変化が置かれているかを確認すると、整理の手順を保ちやすくなります。
確認ポイント
- 現在の前提が何として置かれているか
- 変化の範囲をどこまで読むか
- 同じ観点で比較できているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
アンゾフの成長マトリクスは,市場と製品を既存・新規の二軸で整理し,企業がどの方向へ成長を目指すかを分析する枠組みです。
理由
アンゾフの成長マトリクスでは,市場浸透,市場拡大,製品開発,多角化の四つに事業戦略を分類する。市場と製品の組合せから,事業の成長方向を検討する点が特徴です。
比較
SWOT分析は環境と強み・弱みなどの整理,バランススコアカードは四つの視点による業績管理,製品ライフサイクルは製品の段階分析を行う。これらはアンゾフの分類とは目的が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。外部環境と内部環境を整理し,強み・弱み・機会・脅威の四要因から分析するのはSWOT分析である。成長マトリクスのように,市場と製品の組合せで事業戦略の方向性を分類する手法ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点で業績や活動を管理するのはバランススコアカードである。アンゾフの成長マトリクスの分類軸や目的とは異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。アンゾフの成長マトリクスは,市場と製品を既存・新規の二軸で捉え,市場浸透,市場拡大,製品開発,多角化の四つに事業戦略を整理して,成長の方向性を分析する手法である。
選択肢エ
これは不正解だよ。導入期,成長期,成熟期,衰退期という四段階で製品の状態を捉えるのは製品ライフサイクルである。成長マトリクスは製品のライフサイクル段階ではなく,市場と製品の組合せを扱う。
学習のポイント
戦略フレームワークの目的と分類軸の対応を結び付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針