STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成28年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業界内の競争に影響する要因と,自社の強み
- イ競争環境の脅威と機会,企業の強み・弱み
- ウ成功するための重要な機能や特性
- エ保有する事業の成長性と収益性
解き方のヒントを見る
分析対象と把握内容の整理
各記述を読むときは、何を観察する話なのかと、そこから何を理解しようとしているのかを分け、同じ切り口で対応関係を確かめることが大切です。用語の印象だけで判断せず、説明の役割に注目します。
この問題で問われていること
今回の確認点は、記述が示す対象と、その対象について把握しようとしている内容の組み合わせが、同じ分析目的に沿っているかを一貫して見直すことです。前後の説明とのつながりも確認します。
視点
分析では、観察する範囲と、観察結果から整理・理解する内容を切り分けて考えます。各記述がどの役割を担うか、説明全体の流れに沿って確認しましょう。
確認ポイント
- 記述が示す観察の対象を読み取る
- その対象から把握しようとする内容を整理する
- 対象と把握内容の対応が一貫しているか確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
CSF分析は、経営目標を達成するために特に重視すべき成功要因を明らかにする手法です。したがって、成功に必要な重要な機能や特性を示す「ウ」が正解です。
理由
CSFはCritical Success Factorsの略で、企業や事業が成功するために不可欠な要因を意味します。経営戦略では、目標達成に大きく影響する重要な機能、特性、条件などを明確にします。
比較
競争環境の機会・脅威と企業の強み・弱みを整理するのはSWOT分析です。また、保有事業の成長性や収益性を比較するのは事業ポートフォリオ分析に該当します。
選択肢ア
これは不正解だよ。業界内の競争に影響する要因は競争環境の分析対象であり、自社の強みは内部環境の分析対象です。これらを組み合わせて整理する内容は、成功に必要な重要要因を明らかにするCSF分析そのものではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。競争環境の脅威と機会、企業の強み・弱みを整理するのは、外部環境と内部環境を分析するSWOT分析の説明です。CSF分析が直接明らかにする対象とは異なるため、この選択肢は適切ではありません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。CSF分析は、企業や事業が成功するために重要となる成功要因を明らかにする手法です。「成功するための重要な機能や特性」は、目標達成に不可欠な要素を表しており、CSFの定義に一致します。
選択肢エ
これは不正解だよ。保有する事業の成長性と収益性を分析して、事業の選択や資源配分を検討する内容は、事業ポートフォリオ分析に関係します。成功に必要な重要要因を特定するCSF分析とは分析対象が異なります。
学習のポイント
CSFとSWOT分析、事業ポートフォリオ分析の対象の違いを区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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