STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成28年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問9

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ブルーオーシャン戦略の特徴はどれか。

選択肢

  1. ア
    価値を高めながらコストを押し下げる。
  2. イ
    既存の市場で競争する。
  3. ウ
    既存の需要を喚起する。
  4. エ
    競合他社を打ち負かす。
解き方のヒントを見る

経営戦略を考える視点を整える

選択肢を判断するときは、用語の印象だけで決めず、問いが扱う対象と目的、前提や時間軸のつながりを同じ基準で確認し、説明全体の整合性を見ます。大枠を整理してから細部を比べると、思い込みを避けやすくなります。

この問題で問われていること

一つの観点として、各説明が示す内容を、問いの主語・目的・前提の組合せとして読めるかに注目してください。言葉の一致よりも、文全体の役割や関係が自然に噛み合うかを確認します。

視点

概念を整理するときは、個々の言葉の印象ではなく、何を対象にし、どの目的に向け、どの前提で説明しているかを切り分けます。そのうえで、説明全体のつながりを一貫した基準で読み取ります。

確認ポイント

  • 説明の主語と対象が対応しているか
  • 示されている目的や前提を取り違えていないか
  • 文中の要素同士が一貫した関係になっているか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

ブルーオーシャン戦略は、既存市場で競合他社と争うのではなく、新しい市場空間を創造し、顧客にとっての価値を高めながらコストを抑えることを目指す。

理由

ブルーオーシャン戦略の特徴は、競争のない新たな市場空間を創造し、価値を高めながらコストを押し下げることです。この同時追求が価値革新に当たります。

比較

既存市場で競合他社と争う発想はレッドオーシャンに近く、競合他社を打ち負かすこと自体もブルーオーシャン戦略の目的ではありません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。ブルーオーシャン戦略は、競争相手との単純な優劣を目指すのではなく、顧客に提供する価値を高める一方で、事業にかかるコストを抑える価値革新を重視する。この説明は戦略の中心的な特徴と一致している。

選択肢イ

これは不正解だよ。既存の市場で競争するという説明は、競合企業との競争が激しい市場を前提としている。ブルーオーシャン戦略は、そのような既存市場で争うのではなく、競争のない新たな市場空間を創造することを目指す。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ブルーオーシャン戦略では、既存の需要を取り合うだけでなく、従来は十分に捉えられていなかった顧客層や新しい市場空間に着目する。したがって、既存の需要を喚起するだけという説明では特徴を十分に表せない。

選択肢エ

これは不正解だよ。競合他社を打ち負かすことは、既存市場での競争における勝利を表す考え方である。ブルーオーシャン戦略は競合との直接的な勝敗を中心にせず、新しい価値と市場空間を生み出すことを重視する。

学習のポイント

価値革新と既存市場での競争の違いを理解することが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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