STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成28年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アPEST分析
- イSWOT分析
- ウバリューチェーン分析
- エファイブフォース分析
解き方のヒントを見る
外部と内部を分ける確認視点
環境を整理するときは、対象となる組織の内側で把握・調整しやすい要素か、組織の外側にあり直接は管理しにくい要素かという境界に注目しましょう。用語の印象だけで決めず、主体との関係を確認します。
この問題で問われていること
この問題では、各記述が組織自身の資源や状態を述べているのか、それとも組織を取り巻く状況を述べているのかを一つずつ見分けることに集中してください。分類名の暗記より、視点の置かれた場所を確認します。
視点
分類を考える際は、まず分析の主体を明確にし、その記述が主体の内部に属する話か、主体を取り巻く環境に属する話かという境界で整理します。
確認ポイント
- 記述の対象が分析主体の内側か外側かを確認する
- 主体が直接把握・調整しやすい内容かを考える
- 周囲の状況を述べた記述と混同していないか見直す
正解と解説を見る
正解
イ
解説
図では、外部環境分析と内部環境分析を組み合わせて、企業を取り巻く状況と企業内部の強み・弱みを整理する分析がcに当たる。これはSWOT分析の特徴です。
理由
SWOT分析は、外部環境における機会(Opportunity)と脅威(Threat)、内部環境における強み(Strength)と弱み(Weakness)を組み合わせて整理する。したがって、外部環境分析と内部環境分析の両方に関係するcに該当する。
比較
PEST分析とファイブフォース分析は主に外部環境、バリューチェーン分析は主に内部活動や価値創出の構造を分析する。一方、SWOT分析は外部と内部の要素を一つの枠組みで整理する点が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。PEST分析は、政治、経済、社会、技術という四つの観点から企業を取り巻くマクロな外部環境を分析する手法であり、企業内部の強みや弱みを直接整理する枠組みではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。SWOT分析は、内部環境の強みと弱み、外部環境の機会と脅威を組み合わせて整理する手法である。外部環境分析と内部環境分析の両方にまたがるため、図のcに当てはまる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。バリューチェーン分析は、企業の主活動や支援活動を分解し、どの活動が価値や競争優位を生み出すかを分析する。主な対象は企業内部の活動であり、外部環境と内部環境を統合するcではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。ファイブフォース分析は、新規参入の脅威、代替品の脅威、売り手と買い手の交渉力、競争業者間の rivalry を分析し、業界の外部環境を捉える手法である。内部環境分析には当たらない。
学習のポイント
外部環境と内部環境の分析手法を、対象範囲と目的で区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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