STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アゾーン転送のアクセス元を制御する。
- イ第三者中継を禁止する。
- ウディレクトリに存在するファイル名の表示を禁止する。
- エ特定のディレクトリ以外でのCGIプログラムの実行を禁止する。
解き方のヒントを見る
設定を考える前提条件の整理
メールサーバの不正利用防止に関する設定を学ぶ際は、判断の前提となる条件に注目しましょう。知っている用語の印象だけで捉えず、どの条件を前提に考えているのかを意識して、与えられた情報を整理することが大切です。
この問題で問われていること
この問題に取り組む際は、設定について判断するときの前提条件が明確かどうかに着目してください。明示されている条件と、自分が補っている想定を区別し、与えられた条件の範囲で考えられているかを確認しましょう。
視点
前提条件は、設定について考える際の出発点です。経験から思い浮かべた状況も、与えられた条件と同じように扱っていないかを振り返りましょう。
確認ポイント
- 判断の前提となる条件を把握しているか
- 明示された条件と自分の想定を区別しているか
- 与えられた条件の範囲で考えているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイです。第三者中継を禁止することで、SMTPサーバが無関係な第三者による迷惑メールの送信などに悪用されることを防ぎます。他の選択肢はDNSサーバやWebサーバに関する設定です。
第三者中継を禁止する理由
第三者中継を無制限に認めるSMTPサーバは、利用を許可されていない第三者のメールまで中継し、迷惑メールの送信などに悪用されるおそれがあります。第三者中継を禁止し、認められた利用条件に従って中継を制限することが、不正利用の防止につながります。
他の設定との比較
アのゾーン転送のアクセス元制御はDNSサーバの設定です。ウのファイル名の表示禁止と、エのCGIプログラムの実行場所の制限はWebサーバの設定です。いずれも安全性を高める対策ですが、設問が求めるSMTPサーバの不正利用防止には該当しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。ゾーン転送は、DNSサーバ間で名前解決に必要なゾーン情報を複製する仕組みです。アクセス元の制御は、その情報を取得できる相手を制限する対策です。メールサーバの不正利用を防ぐための設定には該当しません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。第三者中継とは、利用を許可されていない第三者のメールを、別の宛先へ中継することです。これを無制限に認めると、迷惑メールの送信に悪用されるおそれがあります。第三者中継を禁止する設定は、SMTPサーバの不正利用を防ぐ対策に当たります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ディレクトリ内のファイル名の表示を禁止する設定は、Webサーバで公開する情報を制限する対策です。ファイルの一覧から内部構成を知られる危険を減らせますが、SMTPサーバでのメールの不正利用を防ぐ設定ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。CGIプログラムの実行場所を特定のディレクトリに限定する設定は、Webサーバでプログラムの実行範囲を管理する対策です。許可した場所以外での実行を禁止するもので、SMTPサーバの不正利用を防ぐための設定には該当しません。
学習のポイント
第三者中継によるメールサーバの悪用と、DNS・Webサーバで行う対策の違いを理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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