STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アITサービスマネジメントシステム
- イ個人情報保護マネジメントシステム
- ウ事業継続マネジメントシステム
- エ情報セキュリティマネジメントシステム
解き方のヒントを見る
対象範囲を整理するための視点
この分野の設問では、まず組織が継続的に備え、対応し、見直すための仕組みをどの範囲で捉えているかに注目し、対象となる活動や関係者の広がりを整理して考えます。
この問題で問われていること
一つの観点として、記述が示す対象の境界に注目してください。組織全体、特定の業務、関係先など、どの範囲を扱う説明なのかを読み取り、用語の印象だけで判断せず設問の文脈と照合します。
視点
対象を考える際は、仕組みが関わる範囲と、その範囲に含まれる活動・関係者・責任の広がりを分けて整理すると、記述の意図を落ち着いて読み取れます。
確認ポイント
- 記述が示す対象の境界を確認する
- 関係する活動や関係者の範囲を整理する
- 設問全体の文脈と説明の焦点を照合する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
JIS Q 22301:2013は、組織が重大な中断に備え、事業を継続できる能力を確立・運用・改善するためのマネジメントシステムについて要求事項を定めた規格です。したがって対象は事業継続マネジメントシステムです。
理由
JIS Q 22301:2013は、災害や事故などによる事業の中断に備え、重要な製品・サービスを許容できる水準で継続・復旧するための事業継続マネジメントシステムの要求事項を規定する。
比較
ITサービスマネジメントはITサービスの提供管理、個人情報保護マネジメントは個人情報の保護、情報セキュリティマネジメントは情報資産の機密性・完全性・可用性の管理を主な対象とするため、この規格の対象とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。ITサービスマネジメントシステムは、ITサービスの設計、提供、運用、改善などを管理する仕組みである。JIS Q 22301:2013が要求事項を規定するのは、ITサービスそのものの管理ではなく、事業中断への備えと継続・復旧を扱う仕組みである。
選択肢イ
これは不正解だよ。個人情報保護マネジメントシステムは、個人情報を適切に取得・利用・管理し、保護するための仕組みである。JIS Q 22301:2013の主題は個人情報の保護ではなく、災害や事故などが発生した場合にも事業を継続するための管理体制である。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。JIS Q 22301:2013は、災害、事故、障害などによって事業が中断する事態に備え、重要な活動を継続・復旧する能力を確立、運用、維持、改善するための事業継続マネジメントシステムの要求事項を規定している。
選択肢エ
これは不正解だよ。情報セキュリティマネジメントシステムは、情報資産を対象に機密性、完全性、可用性などを維持するための仕組みである。情報セキュリティは事業継続に関係する場合もあるが、JIS Q 22301:2013が直接規定する対象はそれとは別の管理分野である。
学習のポイント
規格番号とマネジメントシステムの対象分野を正確に対応付ける。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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