STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成27年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ebXMLを説明したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    XML文書をベースとしたメッセージをHTTPなどのプロトコルで交換することによって,他のコンピュータ上のオブジェクトにアクセスするための仕様である。
  2. イ
    XMLを応用したもので,インターネット上のディレクトリ(登録簿)にWebサービスを登録し,検索可能とするための仕様である。
  3. ウ
    XMLを用いたWebサービス間の通信プロトコルやビジネスプロセスの記述方法,取引情報のフォーマットなどを定義する一連の仕様である。
  4. エ
    プログラムからWebサービスを呼び出す際に必要なインタフェース情報を,XML形式の言語で記述するための仕様である。
解き方のヒントを見る

標準を整理するための着眼点

電子商取引に関する標準を考えるときは、個別の用語や機能を暗記するより、誰が何をやり取りし、どの段階で情報を共有する仕組みなのかを整理し、説明の対象範囲と役割を確認しましょう。

この問題で問われていること

選択肢を比べる際は、標準が扱う対象と利用される場面の対応関係に注目し、説明全体が同じ業務上の流れを指しているか、また対象範囲が過不足なく示されているかを確認することに集中してください。

視点

標準の概要は、関係する主体、交換される情報、取引の進行段階という三つの観点に分けて整理すると、説明の範囲や役割を落ち着いて比較できます。

確認ポイント

  • 説明の対象が、取引のどの場面に関係しているか
  • 登場する主体と、主体間で扱われる情報の関係
  • 標準の役割と、個別製品や社内運用との区別
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

ebXMLは、XMLを基盤として企業間の電子商取引を実現するため、Webサービス間の通信、業務プロセス、取引情報の形式などを定める仕様群です。

理由

ebXMLは、企業間で電子的に取引するための枠組みであり、XMLを用いた通信プロトコル、ビジネスプロセスの表現、取引情報のフォーマットなどを定義する。単一の通信規約や記述言語だけを指すものではありません。

比較

アはSOAP、イはUDDI、エはWSDLの説明に対応する。これらはいずれもWebサービスを構成する個別の技術であり、企業間取引に必要な複数の仕様をまとめて扱うebXMLとは対象範囲が異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。XMLを使ったメッセージをHTTPなどで交換し、別のコンピュータ上のオブジェクトを利用する説明は、SOAPのようなWebサービス通信の仕組みに該当する。ebXMLは通信だけでなく、業務プロセスや取引情報の形式も扱う。

選択肢イ

これは不正解だよ。インターネット上のディレクトリにWebサービスを登録し、検索できるようにする説明は、UDDIの役割である。ebXMLはサービスの登録・検索だけを定義するものではなく、企業間取引全体を支える仕様群である。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。ebXMLは、XMLを利用したWebサービス間の通信プロトコル、ビジネスプロセスの記述方法、取引情報のフォーマットなど、企業間電子商取引に必要な一連の仕様を定義する。

選択肢エ

これは不正解だよ。プログラムからWebサービスを呼び出すためのインタフェース情報をXML形式で記述する説明は、WSDLの役割である。ebXMLはインタフェース記述だけに限定されず、通信や業務プロセス、取引情報も対象とする。

学習のポイント

SOAP、UDDI、WSDLなどの個別技術と、企業間取引全体を扱う仕様群を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針