STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アPOSシステムなどで収集した販売情報から,顧客が買物をした際の購入商品の組合せを分析する。
- イ網の目状に一定の経線と緯線で区切った地域に対して,人口,購買力など様々なデータを集計し,より細かく地域の分析を行う。
- ウ一定の目的で地域を幾つかに分割し,各地域にオピニオンリーダを選んで反復調査を行い,地域の傾向や実態を把握する。
- エ商品ごとの販売金額又は粗利益額を高い順に並べ,その累計比率から商品を三つのランクに分けて商品分析を行い,売れ筋商品を把握する。
解き方のヒントを見る
目的と対象の対応を考える視点
各手法を名前や印象だけで判断せず、何を明らかにしたいのか、どのようなデータを扱うのか、結果を何に活用するのかを順に照らし合わせ、目的とのつながりを整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、分析の目的と入力データの性質が無理なく対応しているかに注目し、手法の細かな名称や印象ではなく、得たい結果とのつながりを確認してください。
視点
分析手法を検討するときは、目的、扱う情報、得られる結果の関係を同じ軸で見比べることが大切です。表面的な用語の一致ではなく、分析後に何を判断したいのかを基準に整理します。
確認ポイント
- その手法で最終的に明らかにしたいことは何か。
- 利用するデータは、目的に必要な情報を含んでいるか。
- 分析結果をどのような判断や行動につなげる想定か。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
マーケットバスケット分析は、POSなどの販売情報を用いて、1回の購買で一緒に購入された商品の組合せや関連性を分析する手法です。
理由
マーケットバスケット分析では、顧客の購買記録を一つの買物かごに見立て、同時に購入されやすい商品の組合せを調べます。POSシステムの販売情報は、その分析に適したデータです。
比較
地域の人口や購買力を細分化して調べる方法、地域の意見を反復調査する方法、売上や粗利益の累計比率で商品を分類する方法は、それぞれ地域分析、調査、ABC分析に関する説明です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。POSシステムなどの販売情報から、顧客が1回の買物で購入した商品の組合せを分析する内容は、マーケットバスケット分析の説明に一致します。商品同士の併買傾向を把握し、陳列や販売促進などに活用できます。
選択肢イ
これは不正解だよ。経線と緯線で区切った地域について人口や購買力などを集計し、地域を細かく分析する内容は、地理的な地域分析に関する説明です。顧客の1回の購買における商品組合せを扱うマーケットバスケット分析とは対象が異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。地域ごとにオピニオンリーダを選び、反復調査によって地域の傾向や実態を把握する内容は、地域を対象とした調査方法の説明です。POSの購買履歴から商品の組合せを分析する手法ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。商品を販売金額や粗利益額の高い順に並べ、累計比率で三つのランクに分ける内容は、商品を重要度などで分類するABC分析の説明です。商品の併買関係を調べるマーケットバスケット分析とは異なります。
学習のポイント
購買履歴を用いる分析と、地域分析・商品順位分析を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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