STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成26年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問14
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業界内の競争に影響する要因と,自社の強み
- イ競争環境の脅威と機会,企業の強み・弱み
- ウ成功するための重要な機能や特性
- エ保有する事業の成長性と収益性
解き方のヒントを見る
分析対象を整理するための視点
設問を読むときは、まず問われている「対象」が何を指すのかを切り分け、分析の目的、観察する範囲、得られる情報の性質を順に整理しましょう。用語の印象だけで判断せず、問いとの対応を確認することが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、用語の定義を暗記して当てはめるよりも、分析によって明らかにしたい対象を、誰の視点で、どの範囲について捉える問いなのかに注目し、設問の表現と照合してください。
視点
分析手法を考える際は、何を明らかにするための整理なのか、どの関係や状況を捉えようとしているのかという目的との対応を確認します。
確認ポイント
- 設問が明らかにしようとしている対象を確認する
- 分析の目的と観察する範囲を整理する
- 用語の印象ではなく設問との対応を照合する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
CSF分析は、企業や事業が成功するために欠かせない重要な機能、能力、特性などを明らかにする分析です。したがって、成功に必要な要素を示す選択肢が適切です。
理由
CSF分析では、経営目標を達成し、競争上の成功を収めるために、重点的に整備・強化すべき重要な機能や特性を明らかにする。単なる環境把握や事業評価ではなく、成功の鍵となる要因に焦点を当てる。
比較
競争環境の脅威や機会、企業の強み・弱みはSWOT分析、保有事業の成長性と収益性はPPMなどの事業ポートフォリオ分析で扱う代表的な内容です。分析手法ごとの対象を区別すると判断しやすい。
選択肢ア
これは不正解だよ。業界内の競争に影響する要因は競争環境の分析に関する内容であり、自社の強みは内部環境の評価に当たる。この組合せはCSFが直接明らかにする成功要因そのものではなく、複数の分析視点を混在させている。
選択肢イ
これは不正解だよ。競争環境の脅威と機会、企業の強み・弱みは、外部環境と内部環境を整理するSWOT分析の構成要素である。CSF分析はそれらを網羅的に分類する手法ではなく、成功に重要な要因を特定することを目的とする。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。CSF分析は、事業や経営を成功させるために不可欠な重要要因を明らかにする。重要な機能や特性を特定し、限られた経営資源をどこへ重点的に投入すべきかを検討する際に利用できる。
選択肢エ
これは不正解だよ。保有する事業の成長性と収益性は、複数事業を市場成長率や相対的市場占有率などで評価する事業ポートフォリオ分析の対象である。CSF分析が扱う成功要因の特定とは目的が異なる。
学習のポイント
CSFとSWOT分析、ポートフォリオ分析の対象の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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