STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成26年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

専門の事業者が提供するサービスのうち,EMSの説明はどれか。

選択肢

  1. ア
    コールセンタの企画,設計から業務運用までを一括して受託することによって,委託元のコールセンタへの設備投資や人員調達を不要とするサービス
  2. イ
    人事,経理,総務などの業務を標準化してグループ内の1か所に集約することによって,グループ全体の間接業務のコスト削減に貢献するサービス
  3. ウ
    複数の電子機器メーカから製品の設計,製造を一括して受託することによって,生産規模を確保し,低コストで製品を提供するサービス
  4. エ
    プロバイダ側のコンピュータ上でソフトウェアを稼働させて,利用者はそのソフトウェアの機能をネットワーク経由で利用するサービス
解き方のヒントを見る

専門サービスの特徴を整理する視点

サービスの説明を読むときは、名称や印象に引きずられず、文章全体で何を中心に説明しているかを一つの軸で捉えましょう。個々の語句ではなく、説明の目的と役割の対応を整理すると比較しやすくなります。

この問題で問われていること

選択肢を確認する際は、書かれている語句の多さではなく、説明の中心と、それが果たす役割の結び付きに注目してください。各記述を同じ観点で読み、中心がずれていないかを落ち着いて見比べます。

視点

専門サービスの説明は、目立つ語句を単独で抜き出さず、文全体の主題と役割のつながりとして捉えます。説明の範囲や前提をそろえて読むと、表面的な類似に惑わされにくくなります。

確認ポイント

  • 説明の中心となる主張を、まず文全体の流れから特定する。
  • 中心の主張と、補足として示される内容を混同していないか確認する。
  • 同じ基準で各記述を読み、説明の範囲が一致しているか確認する。
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

EMSは、電子機器に関する設計や製造を専門事業者が受託し、複数のメーカー向けに生産規模を確保して低コスト化を図るサービスです。各選択肢は、コールセンタ運営、間接業務の集約、ソフトウェア利用サービスといった別の外部サービスを説明しています。

理由

EMSは、複数の電子機器メーカから製品の設計・製造を一括して受託するサービスです。複数企業の製品を扱うことで生産規模を確保し、低コストで製品を提供します。

比較

アはコールセンタ業務のアウトソーシング、イは間接業務を集約するシェアードサービス、エはネットワーク経由でソフトウェア機能を提供するSaaSです。いずれもEMSとは対象業務が異なります。

選択肢ア

これは不正解だよ。アは、コールセンタの企画・設計から業務運用までを一括受託し、委託元の設備投資や人員調達を不要にするサービスである。これはコールセンタ業務のアウトソーシングの説明であり、電子機器の設計・製造を受託するEMSとは異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。イは、人事・経理・総務などの業務を標準化し、グループ内の1か所に集約して間接業務のコスト削減を図るサービスである。これはシェアードサービスの説明であり、電子機器の設計・製造を請け負うEMSではない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。ウは、複数の電子機器メーカから製品の設計・製造を一括して受託し、生産規模を確保して低コストで製品を提供するサービスを説明している。電子機器の受託設計・製造を行うEMSの特徴に一致する。

選択肢エ

これは不正解だよ。エは、プロバイダ側のコンピュータでソフトウェアを稼働させ、利用者がその機能をネットワーク経由で使うサービスである。これはSaaSの説明であり、電子機器の設計・製造を受託するEMSとは対象も提供方法も異なる。

学習のポイント

EMS、シェアードサービス、SaaSなど、外部委託の対象業務と提供形態を比較して覚えることが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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