STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ある期間の生産計画において,図の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき,部品Dの正味所要量は何個か。ここで,ユニットBの在庫残が5個,部品Dの在庫残が25個あり,他の在庫残,仕掛残,注文残,引当残などはないものとする。
製品Aを1個作るための部品表。レベル1はユニットBが4個、ユニットCが1個であり、ユニットBは部品Dが3個と部品Eが1個、ユニットCは部品Dが1個と部品Fが2個で構成される。
製品Aを1個作るための部品表。レベル1はユニットBが4個、ユニットCが1個であり、ユニットBは部品Dが3個と部品Eが1個、ユニットCは部品Dが1個と部品Fが2個で構成される。

選択肢

  1. ア
    80
  2. イ
    90
  3. ウ
    95
  4. エ
    105
解き方のヒントを見る

必要量と在庫の関係を整理する視点

部品ごとの必要量を考えるときは、対象となる期間や構成上のつながりをそろえたうえで、手元にある在庫をどの段階で考慮するかに注目しましょう。数量の単位や対象範囲が混ざっていないかも確認します。

この問題で問われていること

今回の確認ポイントは、必要量と在庫を同じ対象範囲・同じ時点で対応づけて見比べているかです。部品のまとまりや期間がずれると、差の意味を取り違えやすくなります。まず対応関係だけを丁寧に確認しましょう。

視点

部品表から数量を整理するときは、親子関係をたどって対象部品をそろえ、必要となる範囲と保有している範囲を同じ基準で対応づけます。

確認ポイント

  • 対象となる部品と期間がそろっているか
  • 部品表上の構成関係を取り違えていないか
  • 在庫を考慮する時点と対象範囲が一致しているか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

製品Aを10個生産するための部品所要量を部品表から展開し,ユニットBの在庫と部品Dの在庫を順に考慮すると,部品Dの正味所要量は90個になる。

理由

製品A 1個にはユニットBが4個,ユニットCが1個必要です。Aを10個必要とするため,Bの総所要量は40個,Cの総所要量は10個となる。Bは5個在庫されているので,新たに用意するBは35個です。

計算

B 35個には部品Dが3個ずつ必要で,C 10個にはDが1個ずつ必要です。したがってDの総所要量は,35個×3個/個+10個×1個/個=115個。Dの在庫25個を差し引くため,正味所要量は115個-25個=90個となる。

選択肢ア

これは不正解だよ。80個は,Bの新規必要数35個に対するDの所要量だけを計算した値であり,Cを10個用意する際に必要なD 10個が反映されていない。部品表にはCにもDが1個ずつ必要とあるため,Dの総所要量を漏れなく求めると90個になる。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。A 10個に必要なBは40個だが,Bの在庫5個を使えるため新たに必要なBは35個である。DはBから105個,Cから10個で計115個必要となり,Dの在庫25個を差し引く。計算は105個+10個-25個=90個である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。95個は,部品表を展開して得られるDの総所要量115個から,設問に示されたDの在庫25個を正しく差し引いた結果と一致しない。Dの在庫数量は25個であり,Bの在庫5個もBの必要数だけに適用するため,5個分の差が生じる計算は条件と合わない。

選択肢エ

これは不正解だよ。105個は,Bを40個すべて新たに必要とするように扱い,Bの在庫5個を差し引いていない場合の値である。Bの在庫を使えば新規Bは35個となる。またDの在庫25個も差し引く必要があるため,設問の在庫条件を反映すると90個になる。

学習のポイント

部品表の階層展開と在庫差引の順序を学ぶ問題です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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