STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

特許を分析して生まれた問題解決技法であり,問題(矛盾)を創造的・発明的に解決するための弁証法的な思考法を具体的な方法論にまとめたものはどれか。

選択肢

  1. ア
    QFD
  2. イ
    TRIZ
  3. ウ
    シックスシグマ
  4. エ
    親和図法
解き方のヒントを見る

発想法の特徴を整理する視点

創造的な問題解決手法を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、何を起点に発想を広げ、どの段階で整理や評価につなげる考え方なのかという観点に注目しましょう。各手法の役割の違いを落ち着いて見比べることが大切です。

この問題で問われていること

この問題では、手法そのものを暗記して当てはめるのではなく、説明が示す発想の進め方と、問題解決のどの局面を支える考え方なのかを、選択肢ごとに確認することに集中しましょう。

視点

手法を比較するときは、発想を生み出す場面、考えを整理する場面、実行に向けて検討する場面など、説明が置いている視点の違いに目を向けます。用語の印象ではなく、説明全体の目的と流れを丁寧に読み取りましょう。

確認ポイント

  • 説明が問題解決のどの段階に関係しているかを確認する
  • 発想を広げる視点と整理する視点を区別して読む
  • 名称ではなく説明全体の目的と流れに注目する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

特許を分析して得られた発明上の問題解決パターンを整理し、技術的な矛盾を創造的に解決する方法論がTRIZです。したがって、この設問ではイが該当します。

理由

TRIZは、特許の分析から発明に共通する原理や問題解決のパターンを整理し、技術的な矛盾を解消して新しい解決策を導くための方法論です。設問の「弁証法的な思考法を具体的な方法論にまとめたもの」という説明に一致します。

比較

QFDは顧客要求を品質特性へ展開する手法、シックスシグマは品質ばらつきや不良を改善する管理手法、親和図法は多くの情報を意味の近さで整理する手法です。いずれも特許分析を基盤とした発明的問題解決の方法論ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。QFDは品質機能展開と呼ばれ、顧客の要求を整理して製品やサービスの品質特性、設計要素へ結び付ける手法です。要求を品質へ展開する目的で用いられ、特許分析から技術的矛盾を創造的に解決する方法論ではありません。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。TRIZは、特許の分析から発明に共通する問題解決の原理やパターンを整理した方法論です。技術的な矛盾を解消し、既存の発想にとらわれず創造的・発明的な解決策を導くという設問の説明に一致します。

選択肢ウ

これは不正解だよ。シックスシグマは、統計的な分析などを用いて業務や製品の品質ばらつき、不良、工程上の問題を改善するための品質管理手法です。特許分析を基礎に発明的な矛盾解決を行う方法論を指す選択肢ではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。親和図法は、収集した意見や情報を内容の親近性に基づいてグループ化し、問題の構造や全体像を整理する手法です。情報整理には有効ですが、特許分析に基づく発明的な問題解決技法という設問の定義には当てはまりません。

学習のポイント

TRIZと、品質管理・要求整理・情報分類の手法を区別して覚えましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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