STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問15

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

マーケットバスケット分析を説明したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    POSシステムで収集した販売情報から,顧客が買物をした際の購入商品の組合せなどを分析する。
  2. イ
    網の目状に一定の経線と緯線で区切った地域に対して,人口,購買力など様々なデータを集計し,より細かく地域の分析を行う。
  3. ウ
    一定の目的で地域を幾つかに分割し,各地域にオピニオンリーダを選んで反復調査を行い,地域の傾向や実態を把握する。
  4. エ
    商品ごとの販売金額又は粗利益額を高い順に並べ,その累計比率から商品を三つのランクに分けて商品分析を行い,売れ筋商品を把握する。
解き方のヒントを見る

目的と手法の対応を考える視点

データマイニングの手法を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、入力するデータの性質と、分析によって得たい知識の種類がどう結び付くかを整理すると、各選択肢の違いを落ち着いて比較できます。

この問題で問われていること

この問題では、個々の手法の細かな仕組みを暗記するよりも、分析の目的を「何を明らかにしたいのか」という一つの観点に置き、データから得たい結果の形と照らして考えることに集中しましょう。

視点

分析手法を比較するときは、手法名や印象から先に判断せず、分析によって最終的に得たい知識を言葉にしてから、入力データと出力の関係がその目的に合うかを確認します。

確認ポイント

  • 問われている分析の目的を、一文で言い換えられるか確認する
  • 入力データから得たい結果の形を、目的と分けて整理する
  • 手法の名称ではなく、目的と結果の対応関係に注目する
正解と解説を見る

正解

ア

解説

マーケットバスケット分析は、POSなどの販売情報を利用して、顧客が同時に購入した商品の組合せや関連性を分析する手法です。

理由

正しい説明は、顧客の購入履歴から、同じ買物で選ばれた商品の組合せを分析する内容です。これにより、関連して購入されやすい商品や、売場配置・推薦に役立つ傾向を把握できる。

比較

イは地域を網目状に区切る地域分析、ウは地域ごとの反復調査、エは販売実績を順位付けして三つのランクに分ける分析です。いずれも商品の併買関係を調べる手法とは異なる。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。POSシステムなどで収集した販売情報を用いて、顧客が一度の買物で購入した商品の組合せを分析する説明である。商品同士の関連性や併買されやすい傾向を調べるという、マーケットバスケット分析の中心的な内容と一致している。

選択肢イ

これは不正解だよ。網の目状に経線と緯線で地域を区切り、人口や購買力などを集計する内容は、地域を単位とした分析である。顧客の一回の買物における商品の組合せや併買関係を分析する説明ではないため、該当しない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。地域を分割し、各地域のオピニオンリーダを通じて反復調査を行う内容は、地域の傾向や実態を把握する調査方法である。販売履歴から購入商品の組合せを分析する手法とは、対象となるデータと調査方法が異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。商品ごとの販売金額または粗利益額を高い順に並べ、累計比率で三つのランクに分ける内容は、商品を重要度や実績で分類する分析である。商品の同時購入関係を調べるマーケットバスケット分析ではない。

学習のポイント

購買履歴から商品の併買傾向を調べる分析手法と、地域分析や商品分類との違いを理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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