STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問4
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア経営戦略や情報化戦略などから求められる要求であり,エンタープライズアナリシスの活動で定義している。
- イ新システムへのデータ変換や要員教育などに関する要求であり,ソリューションのアセスメントと妥当性確認の活動で定義している。
- ウ組織・業務・システムが実現すべき機能要求と非機能要求であり,要求アナリシスの活動で定義している。
- エ利用部門や運用部門などから個別に発せられるニーズであり,要求アナリシスの活動で定義している。
解き方のヒントを見る
要求種別を見分けるための確認軸
要求を分類するときは、用語の印象や単語の一致だけで判断せず、各記述が何を対象にし、どの目的で整理され、他の記述とどの関係にあるかを同じ観点で丁寧に比べてみましょう。
この問題で問われていること
まず各選択肢の説明について、要求そのものの内容ではなく、分類する対象と分類の目的が一貫しているかに注目し、同じ問いを順番に当てはめて、慎重かつ丁寧に整理してください。
視点
分類を検討するときは、表現の細かな違いに引きずられず、記述の対象・役割・整理の目的を同じ枠組みで捉えます。複数の候補を並べ、どの観点に基づく説明かを確認すると、用語の連想だけに頼らず比較できます。
確認ポイント
- 各記述が分類しようとしている対象は何か、文中の主語と着目点を揃えて確認する。
- 分類の目的や使われる場面を、選択肢ごとに同じ質問で読み取って比較する。
- 似た語の印象ではなく、説明全体の役割と分類軸が一貫しているかを確認する。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ソリューション要求は、組織・業務・システムが実現すべき機能要求と非機能要求を指します。BABOKでは要求アナリシスの活動で定義される。
理由
ソリューション要求は、業務やシステムが実現すべき機能と、性能・信頼性などの非機能を表します。提示された選択肢のうち、この内容と要求アナリシスで定義するという説明が一致する。
比較
経営戦略などから導かれるものはビジネス要求、データ変換や要員教育は移行要求、利用部門などの個別ニーズはステークホルダ要求に分類される。
選択肢ア
これは不正解だよ。経営戦略や情報化戦略から導かれる要求は、事業が達成したい目的や方向を表すビジネス要求に当たり、エンタープライズアナリシスで定義される。組織・業務・システムが備える機能や品質を示すソリューション要求とは分類の起点が異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。データ変換や要員教育は、現行環境から新しいソリューションへ移行するために一時的に必要となる移行要求の例である。ソリューションそのものの機能要求・非機能要求を表すものではないため、設問の分類には該当しない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ソリューション要求は、目的を実現するために組織・業務・システムが備えるべき機能要求と非機能要求を表す。提示文はその内容を示し、要求アナリシスの活動で定義するという説明も、BABOKの要求分類と整合する。
選択肢エ
これは不正解だよ。利用部門や運用部門などの個別のニーズは、関係するステークホルダが求める内容を表すステークホルダ要求に当たる。システムが実現すべき機能や性能などへ具体化されたソリューション要求とは、要求の主体と表現の段階が異なる。
学習のポイント
要求の分類軸とBABOKの活動名の対応を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針