STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業界内の競争に影響する要因と,自社の強みを明らかにする。
- イ競争環境の脅威と機会,企業の強み・弱みを明らかにする。
- ウ成功するための重要な機能や特性を明らかにする。
- エ保有する事業の成長性と収益性を明らかにする。
解き方のヒントを見る
分析手法を比べるための視点
分析手法を検討するときは、名称や印象だけで判断せず、何を明らかにするための枠組みか、どの対象や前提に適用するものかを整理し、設問の記述と照らし合わせて考えます。
この問題で問われていること
今回の確認点は、各記述が示す分析の目的と対象の対応関係です。手法の細かな手順や用語の連想に広げず、説明がどの問いに答えようとしているかだけを読み取ってください。
視点
まず分析の目的を一文で言い換え、次に対象となる範囲と置かれている前提を確認します。そのうえで、記述が目的・対象・前提の組合せとして無理なく整合しているかを、他の知識や印象ではなく本文の表現に沿って見比べます。
確認ポイント
- 説明が扱おうとしている目的は何か
- 分析の対象となる範囲はどこか
- 記述の前提と目的が整合しているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
CSF分析は、組織や事業が成功するために、特に重要となる要因を明らかにする分析です。したがって、成功に必要な機能や特性を示す選択肢が該当する。
理由
CSFはCritical Success Factorの略で、目標や事業を成功させるうえで重要な要因を指します。製品・サービスに必要な機能や、組織に求められる特性などを明らかにする。
比較
競争環境の脅威・機会と企業の強み・弱みはSWOT分析、業界内競争の要因は競争分析、事業の成長性と収益性は事業評価に関する内容であり、CSFとは目的が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。この記述は、業界内の競争に影響する要因と自社の強みを扱っている。競争要因の分析や内部環境の評価に関する内容であり、成功に必要な重要要因そのものを明らかにするCSF分析の説明としては不適切である。
選択肢イ
これは不正解だよ。競争環境における脅威と機会、企業の強みと弱みを明らかにするという記述は、外部環境と内部環境を整理するSWOT分析の特徴である。成功要因を特定するCSF分析とは分析の目的が異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。CSF分析は、経営目標や事業を成功させるために重要となる要因を明らかにする手法である。選択肢の「成功するための重要な機能や特性」は、CSFが示す重要成功要因の内容に一致している。
選択肢エ
これは不正解だよ。保有する事業の成長性と収益性を明らかにするという記述は、複数事業を評価し、資源配分などを検討するための事業分析に関する内容である。成功に重要な要因を特定するCSF分析の説明ではない。
学習のポイント
CSF、SWOT、競争環境分析、事業ポートフォリオ分析の目的を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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