STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア顧客ごとの売上高,利益額などを高い順に並べ,自社のビジネスの中心をなしている顧客を分析する手法
- イ商品がもつ価格,デザイン,使いやすさなど,購入者が重視している複数の属性の組合せを分析する手法
- ウ同一世代は年齢を重ねても,時代が変化しても,共通の行動や意識を示すことに注目した,消費者の行動を分析する手法
- エブランドがもつ複数のイメージ項目を散布図にプロットし,それぞれのブランドのポジショニングを分析する手法
解き方のヒントを見る
分析手法を考えるための視点
手法名や個別の表現だけで判断せず、分析によって何を明らかにし、どのような意思決定につなげたいのかという目的との対応を中心に整理しましょう。複数の観点を混同せず、目的から順に確認します。
この問題で問われていること
一つの観点として、分析の結果が誰のどの判断を支えるために使われるのかを確認し、対象・得たい示唆・活用場面のつながりを問題文に照らして考えます。一つずつ丁寧に確認します。
視点
分析手法を検討するときは、名称の暗記よりも、調べたい対象、得たい情報、その情報を使う場面が自然につながっているかを見ることが大切です。
確認ポイント
- 分析の目的と、最終的に支えたい判断が対応しているか。
- 得たい情報が、問題で扱う対象や状況に合っているか。
- 分析結果の利用場面まで、無理なく説明できるか。
正解と解説を見る
正解
イ
解説
コンジョイント分析は、商品を構成する価格やデザインなど複数の属性の組合せを提示し、購入者の評価から各属性の重要度や選好を分析する手法です。
理由
コンジョイント分析では、商品やサービスを複数の属性と水準の組合せとして捉え、購入者の評価や選択を通じて、どの属性をどの程度重視しているかを分析する。
比較
顧客を売上高順に分析する手法、世代に共通する行動を分析する手法、ブランドのイメージを図上に配置する手法は、それぞれ別のマーケティング分析に該当する。
選択肢ア
これは不正解だよ。顧客ごとの売上高や利益額を基準に並べ、自社にとって重要な顧客を把握する説明であり、顧客の価値や構成を分析する手法に当たる。商品を構成する複数属性の組合せに対する購入者の選好を分析するコンジョイント分析とは対象が異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。価格、デザイン、使いやすさなどの商品属性を組み合わせ、その組合せに対する購入者の評価や選択を分析する説明である。属性ごとの重要度や選好を把握し、商品企画や仕様の検討に活用する点がコンジョイント分析の特徴である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。同一世代が年齢や時代の変化を越えて示す共通の行動や意識に着目し、消費者行動を分析する説明である。世代による特徴を扱う分析であり、商品属性の組合せに対する選好を測定するコンジョイント分析とは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。ブランドの複数のイメージ項目を散布図に示し、ブランド同士の位置関係や市場での立ち位置を分析する説明である。これはブランド・ポジショニングの分析であり、商品属性の組合せから購入者の重視点を分析する手法ではない。
学習のポイント
顧客分析、世代分析、ブランド分析との違いを、分析対象と目的で整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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