STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成24年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問9

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

コアコンピタンスを説明したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    経営活動における基本精神や行動指針
  2. イ
    事業戦略の遂行によって達成すべき到達目標
  3. ウ
    自社を取り巻く環境に関するビジネス上の機会と脅威
  4. エ
    他社との差別化の源泉となる経営資源
解き方のヒントを見る

コアコンピタンスを考える視点

用語の印象だけで決めず、設問で示される主体・対象・時間の広がりを切り分け、説明同士の関係を読みながら、どの観点が問われているかを丁寧に整理してください。表現の一部だけで結論を急がないことが大切です。

この問題で問われていること

今回の確認では、記述が示す内容を個別の資源や一時的な結果として読むのか、それとも組織の活動に関わる広い力として読むのか、その捉え方の違いだけに注目して読み進めましょう。

視点

概念を読むときは、誰の何について述べているか、どの程度の期間や範囲を前提にしているか、他の活動との関係がどう描かれているかを順に確認します。

確認ポイント

  • 説明の主体と対象が一致しているか確認する
  • 一時点の結果と継続的な関係を混同していないか見る
  • 記述の範囲が個別要素に限られるかを確かめる
正解と解説を見る

正解

エ

解説

コアコンピタンスとは、企業が長年培った技術やノウハウなど、他社との差別化の源泉となる中核的な能力・経営資源を指します。したがって、該当するのはエです。

理由

コアコンピタンスは、顧客に価値を提供し、競合他社との差別化につながる、企業内部の中核的な能力や経営資源です。単なる目標や理念ではなく、技術・知識・ノウハウなどの蓄積を指します。

比較

アは経営理念や行動指針、イは事業戦略による到達目標、ウは外部環境における機会と脅威の説明です。いずれも企業の中核的な強みを表すコアコンピタンスとは異なります。

選択肢ア

これは不正解だよ。経営活動における基本精神や行動指針は、企業が重視する価値観や判断のよりどころを示す経営理念に当たります。競争優位の源泉となる、企業内部の中核的な能力や資源を説明したものではありません。

選択肢イ

これは不正解だよ。事業戦略の遂行によって達成すべき到達目標は、戦略を実行した結果として目指す経営目標を表します。コアコンピタンスは将来の到達点ではなく、他社との差別化に活用できる企業内部の強みです。

選択肢ウ

これは不正解だよ。自社を取り巻く環境に関するビジネス上の機会と脅威は、企業の外部環境を分析する際の要素です。コアコンピタンスは外部環境の変化ではなく、企業内部に蓄積された能力や資源を指します。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。他社との差別化の源泉となる経営資源は、企業が保有する技術、知識、ノウハウなどの中核的な強みを表します。コアコンピタンスは、こうした強みを競争優位につながる企業の中核能力として捉える概念です。

学習のポイント

経営理念、経営目標、外部環境分析、コアコンピタンスの違いを整理して覚えましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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