STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アサプライヤの交渉力
- イ自社製品の品質
- ウ消費者の購買力
- エ政府の規制
解き方のヒントを見る
分析要因を整理するための視点
複数の観点を比べるときは、対象が示す関係や影響の向きに注目し、同じ基準で整理してから、設問が求める分類軸と各選択肢の説明が対応しているかを落ち着いて丁寧に確認しましょう。
この問題で問われていること
この問題では、個別の用語を暗記した順に当てはめるのではなく、各要因が何に作用し、どの関係を説明するためのものかという一つの視点で、選択肢の位置づけを確認することに集中してください。
視点
分類を考える際は、用語の印象や知識の並びに頼らず、設問全体で採用されている関係性の捉え方を一つの基準として、各説明が同じ整理単位に置かれているかを比べます。
確認ポイント
- 設問が採用している分類の基準を、文全体の関係性から読み取れているか
- 各選択肢を同じ関係性の基準で読み、説明の対象を取り違えていないか
- 用語の印象ではなく、設問の求める整理単位との対応だけを確認したか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
ファイブフォース分析は、業界の競争状態を五つの圧力に分けて分析する手法です。設問で示された四要因に加え、供給側との取引関係から生じる交渉力を含めます。
理由
ファイブフォース分析の五つの要因は、新規参入者の脅威、買い手の交渉力、競争業者間の敵対関係、代替製品の脅威、供給業者の交渉力です。供給業者との価格や条件をめぐる交渉力は、企業の収益性や競争力に影響します。
比較
自社製品の品質や政府の規制は、競争力に影響し得る要素ですが、ファイブフォースの五要因そのものではありません。また、消費者の購買力も、設問の用語である買い手の交渉力とは異なる概念です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。ファイブフォース分析では、供給業者が価格や納期などの取引条件について持つ交渉力を、業界の競争状態に影響する要因の一つとして扱います。設問に示された四要因と合わせて、五つの力を構成します。
選択肢イ
これは不正解だよ。自社製品の品質は、製品の魅力や差別化に関係する重要な要素ですが、ファイブフォース分析で分類する五つの外部圧力の一つではありません。分析対象となる競争要因と、企業内部の製品特性を混同しています。
選択肢ウ
これは不正解だよ。消費者の購買力は需要や消費能力に関する概念です。一方、ファイブフォース分析で扱う買い手の交渉力は、買い手が価格や条件に影響を及ぼす力を指します。両者は似て見えても同じ要因ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。政府の規制は、業界の競争条件や参入障壁に影響を与える外部環境の一つです。しかし、ファイブフォース分析の基本的な五要因には含まれません。規制などの一般環境要因と、五つの競争圧力を区別して考えます。
学習のポイント
五つの競争要因と、それぞれが企業に与える圧力の意味を対応づけて覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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