STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア売上の伸びが鈍くなってきたときなどに,デザインや容量を変更した商品を導入し,ブランド力を高める戦略
- イ関連分野において知名度の高い他社ブランドと提携し,自社商品のブランド力を高める戦略
- ウ実績のある商品と同じカテゴリにシリーズ商品を導入し,同一ブランド名での品ぞろえを豊富にする戦略
- エ消費者の間に浸透し,市場での地位を確立しているブランド名で,現行商品とは異なるカテゴリに参入する戦略
解き方のヒントを見る
ブランド戦略を見分ける視点
ブランド戦略を整理するときは、名称の印象だけで判断せず、誰にどのような価値を届け、複数の要素をどの単位で捉える考え方なのかに注目しましょう。説明全体の意図との関係も確認することが大切です。
この問題で問われていること
選択肢を読む際は、対象となる範囲と、ブランド間・商品間の関係をどのように捉えているかという一点に絞って比較し、説明の中心となる考え方を確認してください。
視点
用語の印象や一部の表現だけで決めず、説明がどの対象同士の関係を整理しようとしているかを読み取り、その関係の置き方が全体として一貫しているかを確認します。
確認ポイント
- 説明の対象となる範囲がどこまでかを確認する
- 複数の要素をどのような関係として捉えているかを見る
- 選択肢全体で中心となる関係の説明が一貫しているか確かめる
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ラインエクステンションは、実績のあるブランド名を同じ商品カテゴリ内のシリーズ商品に広げ、ブランドの品ぞろえを充実させる戦略です。
理由
ラインエクステンションは、既存商品のブランド名を活用して、同じカテゴリの中で味、サイズ、機能などが異なるシリーズ商品を追加する考え方です。これにより、同一ブランドでの品ぞろえを豊富にできる。
比較
他社ブランドとの提携はブランド提携、異なるカテゴリへの参入はブランドエクステンションに当たる。デザインや容量を変更した商品の導入だけでは、ラインエクステンションの定義そのものを表していない。
選択肢ア
これは不正解だよ。デザインや容量を変更した商品を導入することは、既存商品の改良や再活性化を示す説明である。ラインエクステンションの中心は、同一ブランド名を使って同じ商品カテゴリ内のシリーズ展開を広げる点にあり、この選択肢だけではその関係が示されていない。
選択肢イ
これは不正解だよ。知名度の高い他社ブランドと提携して自社商品のブランド力を高めるのは、ブランド提携に関する説明である。自社の実績あるブランド名を同じ商品カテゴリのシリーズ商品へ展開するラインエクステンションとは、ブランドの活用方法が異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。実績のある商品と同じカテゴリにシリーズ商品を追加し、同一ブランド名で品ぞろえを豊富にすることは、既存ブランドを同一カテゴリ内へ広げるラインエクステンションの説明に当たる。
選択肢エ
これは不正解だよ。消費者に浸透したブランド名を利用して、現行商品とは異なるカテゴリへ参入するのは、ブランドエクステンションの説明である。ラインエクステンションは、既存商品と同じカテゴリ内でシリーズ展開を行う点が異なる。
学習のポイント
同一カテゴリ内の展開と異なるカテゴリへの進出を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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