STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アソフトウェア品質の基本概念,ソフトウェア品質マネジメント,ソフトウェア品質技術の三つのカテゴリからなる知識体系
- イソフトウェア要求,ソフトウェア設計,ソフトウェア構築,ソフトウェアテスティング,ソフトウェア保守など10の知識エリアからなる知識体系
- ウビジネスアナリシスの計画とモニタリング,引き出し,要求アナリシス,基礎コンピテンシなど七つの知識エリアからなる知識体系
- エプロジェクトマネジメントに関して,スコープ,時間,コスト,品質,人的資源,コミュニケーション,リスク管理など九つの知識エリアからなる知識体系
解き方のヒントを見る
BABOKを学ぶための整理の視点
この分野の設問では、用語の細かな暗記だけでなく、扱う対象と目的、関係者とのつながりを区別して読み取ることが大切です。まず問われている観点を一つに定め、各記述がどの範囲の話をしているかを確認しましょう。
この問題で問われていること
選択肢を読むときは、説明が対象そのものを述べているのか、活動の進め方や成果、関係者との関係を述べているのかという「説明のレベル」に絞って整理してください。似た用語の印象だけで判断しないことが重要です。
視点
概念を整理する際は、用語を単独で覚えるのではなく、対象・目的・役割・成果物などの観点を同じ基準で見比べます。設問中の表現が、何を説明するために置かれているのかを確認し、分類の軸が途中で変わっていないかを点検すると、理解のずれに気づきやすくなります。
確認ポイント
- 各記述が説明している対象の範囲を確認する
- 説明の目的と役割が混同されていないかを見る
- 選択肢ごとに同じ整理軸で表現を比較する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
BABOKは、ビジネスアナリシスに関する知識体系であり、計画とモニタリング、引き出し、要求アナリシスなどの知識エリアで構成される。したがって、該当する説明はウです。
理由
BABOKはBusiness Analysis Body of Knowledgeの略で、ビジネスアナリシスに必要な知識を体系化したものです。計画とモニタリング、引き出し、要求アナリシス、基礎コンピテンシなどの知識エリアから構成されるため、ウが該当する。
比較
アはソフトウェア品質に関する知識体系、イはソフトウェア工学の知識体系であるSWEBOK、エはプロジェクトマネジメントの知識体系であるPMBOKの説明に対応する。BABOKはこれらとは異なり、業務分析と要求の整理を中心とする。
選択肢ア
これは不正解だよ。記述されているのは、ソフトウェア品質の基本概念、品質マネジメント、品質技術という品質分野の知識体系である。BABOKが対象とするビジネスアナリシスや要求の分析を中心とした分類ではないため、この説明はBABOKには該当しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。ソフトウェア要求、設計、構築、テスティング、保守などの知識エリアを挙げているのは、ソフトウェア工学の知識体系であるSWEBOKの説明に対応する。BABOKはソフトウェア開発工程全体を分類する知識体系ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。BABOKはビジネスアナリシスの知識体系であり、ビジネスアナリシスの計画とモニタリング、引き出し、要求アナリシス、基礎コンピテンシなど七つの知識エリアから構成される。この説明はBABOKの対象と分類に一致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。スコープ、時間、コスト、品質、人的資源、コミュニケーション、リスク管理などを扱うのは、プロジェクトを計画・実行・管理するPMBOKの説明である。BABOKはプロジェクト管理の知識エリアを体系化したものではない。
学習のポイント
BABOK、SWEBOK、PMBOK、ソフトウェア品質の知識体系を対象分野で区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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