STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問24

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

合格となるべきロットが,抜取検査で誤って不合格となる確率のことを何というか。

選択肢

  1. ア
    合格品質水準
  2. イ
    消費者危険
  3. ウ
    生産者危険
  4. エ
    有意水準
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誤判定リスクを整理する視点

抜取検査では、限られた標本から全体を判断するため、判定結果と実際の状態がずれる可能性に注目します。条件を分け、どの場面のリスクを問うかを丁寧に整理しましょう。

この問題で問われていること

選択肢を読むときは、検査結果の判定と対象全体の実際の状態を対応づけ、その組合せのどこに誤りが生じるかという一つの観点だけを確認してください。

視点

抜取検査の誤判定を考える際は、標本から得た判定と、対象全体について想定される状態を別々に置き、両者の対応関係を整理します。続いて、問われているリスクがどの組合せを指すのかを確認します。

確認ポイント

  • 判定の対象が標本か対象全体かを区別できているか
  • 検査結果と実際の状態を混同せず、別の軸で読めているか
  • 問われているリスクの場面だけに着目し、余計な条件を足していないか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

合格となるべき品質のロットが、抜取検査によって誤って不合格と判定される確率は、生産者側に生じる誤判定の危険を表す用語です。

理由

合格となるべきロットを不合格と判定すると、本来なら受け入れられるロットを生産者が失うことになります。このように、生産者側に不利益を与える誤判定の確率を生産者危険といいます。

比較

一方、不合格となるべきロットを合格と判定する誤りは消費者危険です。合格品質水準は品質の基準、有意水準は統計的検定で用いる基準であり、この設問の誤判定そのものを表す用語ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。合格品質水準は、通常、合格とみなすロットの品質水準を示す基準です。合格となるべきロットを誤って不合格にする確率のような、検査判定の誤りによる危険そのものを表す用語ではありません。

選択肢イ

これは不正解だよ。消費者危険は、不合格となるべき品質のロットを、抜取検査で誤って合格と判定する場合に消費者側が負う危険です。この設問は逆方向の誤判定を扱っているため、該当しません。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。生産者危険は、合格となるべき品質のロットが、抜取検査によって誤って不合格と判定される確率を指します。本来受け入れられるロットを失うため、生産者側の危険として定義されます。

選択肢エ

これは不正解だよ。有意水準は、統計的検定で帰無仮説を誤って棄却する確率として設定される基準です。抜取検査における、合格となるべきロットを不合格にする危険を直接表す用語ではありません。

学習のポイント

生産者危険と消費者危険は、誤判定の対象となるロットの品質状態で区別します。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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