STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成22年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア特性要因図
- イパレート図
- ウヒストグラム
- エレーダチャート
解き方のヒントを見る
管理図法を考えるための確認ポイント
この分野では、候補を名称や印象だけで決めず、何を測り、どのようなデータを扱い、変化をどう捉えたいのかを順に整理して、目的との適合性を比較することが大切です。判断に迷ったら、対象と管理したい変動の対応を最初に確認しましょう。
この問題で問われていること
今回の確認では、トラブル要因を整理する目的と、観測したいデータの性質がかみ合っているかという一点に集中し、名称の暗記ではなく、分析対象・比較単位・優先順位の付け方を問題文から読み取ってください。
視点
管理の手法を検討するときは、まず目的を一文で言い換え、次に扱う観測値の種類、集計の単位、時間的な変化を確認します。そのうえで、目的に必要な比較や監視ができるかを照合し、名称の似た手法を語感だけで選ばないようにします。
確認ポイント
- 最初に、知りたいことの目的を問題文の表現から切り分ける。
- 対象となるデータの単位や比較のまとまりが、目的に対応しているかを確かめる。
- 目的とデータの対応を説明できるか確認し、用語の印象だけで結論を急がない。
正解と解説を見る
正解
イ
解説
この設問は、複数のトラブル要因を分類し、発生件数や影響の大きさを比較して、限られた改善資源を重要な要因から配分するための分析手法を問う。
理由
パレート図は、問題や要因を項目別に分類し、件数や影響度の大きい順に並べて、全体に大きく影響する項目を把握するために用いる。限られた時間やコストを、重要な要因から投入したい本問の目的に適している。
比較
特性要因図は原因候補の洗い出し、ヒストグラムは数値データの分布確認、レーダチャートは複数評価軸の比較に向く。それぞれ有用な図だが、要因の重要度を比較して改善の優先順位を決める目的とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。特性要因図は、結果として現れたトラブルに対し、人的要因、手順、設備などの原因候補を体系的に洗い出すための図である。本問の目的は原因候補の列挙ではなく、要因を層別して重要度の高いものから改善することなので、目的が異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。パレート図は、トラブルを要因別に分類し、件数や影響度の大きい順に並べて、全体への寄与が大きい項目を把握するための図である。限られた時間やコストを重要な要因から配分したいという設問の目的に合う。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ヒストグラムは、測定値などのデータを区間ごとの度数で示し、分布の中心、ばらつき、偏りを確認する図である。数値の分布を把握する用途には適するが、トラブル要因を重要度順に層別し、優先順位を決める本問の分析目的には直接対応しない。
選択肢エ
これは不正解だよ。レーダチャートは、複数の評価軸を放射状に配置し、対象の特徴や評価のバランスを比較する図である。システム運用トラブルの要因を発生数などで順位付けし、改善の着手順を決めるための図ではないため、本問の条件に合わない。
学習のポイント
要因の重要度を比較し、改善の優先順位を決める考え方を押さえる。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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