STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成22年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アPOSシステムで収集した販売情報から,顧客が買物をした際の購入商品の組合せなどを分析する。
- イ網の目状に一定の経線と緯線で区切った地域に対して,人口,購買力など様々なデータを集計し,より細かく地域の分析を行う。
- ウ一定の目的で地域を幾つかに分割し,各地域にオピニオンリーダを選んで反復調査を行い,地域の傾向や実態を把握する。
- エ商品ごとの販売金額又は粗利益額を高い順に並べ,その累計比率から商品を三つのランクに分けて商品分析を行い,売れ筋商品を把握する。
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目的と分析対象の切り分け
この種の問題では、手法の名称や個別の指標を暗記するより、分析によって何を把握し、どのような意思決定につなげたいのかという目的の軸を先に確認することが重要です。選択肢を読む前に整理しましょう。
この問題で問われていること
選択肢を比べるときは、分析対象そのものの説明と、分析結果を利用して得たい知見・判断を区別し、設問が尋ねる目的に直接対応する記述かどうかという一点に集中しましょう。
視点
まず、入力されるデータが何を表し、分析後に誰がどのような判断を行う場面なのかを抽象的に整理します。そのうえで、手段の説明ではなく、目的に結び付く記述かを確認します。
確認ポイント
- 設問が求めるのは手段・データ・成果のどの段階か
- 分析後に想定される判断や活用場面と記述の焦点が合っているか
- 説明が目的そのものか、実施方法や周辺的な効果に置き換わっていないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
マーケットバスケット分析は、顧客の購買履歴を用いて、同時に購入されやすい商品の組合せや関連性を分析する手法です。
理由
マーケットバスケット分析は、買物かごの中身を調べるように、顧客が一緒に購入した商品の組合せを分析する。POSシステムの販売情報を使えば、商品の関連性や併買傾向を把握できる。
比較
イは地域メッシュ分析、ウは地域を対象にした意識・実態調査、エは売上や粗利益の累計比率によるABC分析に該当する。いずれも商品の購入組合せを調べるマーケットバスケット分析とは目的が異なる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。POSシステムで得られる販売情報には、顧客がどの商品を購入したかという購買履歴が含まれる。この履歴から、同じ買物で選ばれやすい商品の組合せや関連性を分析する方法が、マーケットバスケット分析である。
選択肢イ
これは不正解だよ。一定の経線と緯線で区切った地域ごとに人口や購買力などを集計する説明は、地域を単位にした分析である。顧客の一回の買物における商品の組合せを分析する手法ではないため、該当しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。地域を分割し、各地域の代表者などに繰り返し調査を行って傾向や実態を把握する説明は、地域を対象とした調査手法である。販売履歴から購入商品の関連性を分析する内容ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。販売金額や粗利益額の順位と累計比率によって商品を三つのランクに分けるのは、商品を重要度別に管理するABC分析の説明である。購入商品の組合せを調べるマーケットバスケット分析とは分析軸が異なる。
学習のポイント
POSデータから商品の併買傾向を発見する分析手法として整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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