STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成22年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア技術開発
- イ購買物流
- ウサービス
- エ出荷物流
解き方のヒントを見る
事業活動を整理する視点
バリューチェーンを考えるときは、企業の活動を一続きの流れとして捉え、それぞれが価値の創出や提供にどう関わるかという観点で整理します。用語の印象だけで判断せず、活動同士のつながりに注目しましょう。
この問題で問われていること
各活動を分類する際、個別の作業名ではなく、その活動が顧客への価値提供の流れのどの段階に位置づくかを確認することに焦点を置きます。前後の関係も併せて考えてください。
視点
活動を整理するときは、組織内で行われる仕事を、価値が生まれ、支えられ、届けられる流れの中で捉えます。名称の暗記より、役割と他の活動との関係を確認することが大切です。
確認ポイント
- 対象の活動が、価値を生み出す流れのどこに関わるかを確認する
- その活動が他の活動を直接進めるのか、継続を支えるのかを整理する
- 分類名の語感ではなく、顧客への価値提供との関係で考える
正解と解説を見る
正解
ア
解説
バリューチェーンは、付加価値を直接生み出す主活動と、それらを支える支援活動に分けて事業活動を整理する。技術に関する活動は、個別の物流工程ではなく、全体の競争力や業務を支える支援活動に分類される。
理由
バリューチェーンにおける支援活動は、主活動を直接構成するのではなく、企業全体の各活動を支える。技術開発は製品や業務の改善、基盤技術の整備などを通じて価値創出を支援する活動であるため、支援活動に該当する。
比較
購買物流、サービス、出荷物流はいずれも、材料の受入れ、製品の提供後の対応、製品の出荷という事業の流れに直接関係する活動です。このため、支援活動ではなく主活動として扱われる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。技術開発は、製品やサービスそのものの提供工程に限定されず、企業の複数の事業活動を改善・支援する役割を持つ。したがって、主活動を支える支援活動として分類される。
選択肢イ
これは不正解だよ。購買物流は、原材料や部品などを受け入れ、保管し、必要な工程へ供給する活動である。事業の投入物を扱う直接的な流れに属するため、支援活動ではなく主活動に分類される。
選択肢ウ
これは不正解だよ。サービスは、製品の販売後に保守や修理などを行い、顧客への価値提供を継続する活動である。顧客への提供に直接関係するため、支援活動ではなく主活動に分類される。
選択肢エ
これは不正解だよ。出荷物流は、完成した製品を保管し、注文に応じて顧客や販売先へ届ける活動である。製品を市場へ移す直接的な事業活動なので、支援活動ではなく主活動に該当する。
学習のポイント
主活動と支援活動の分類基準を、活動の役割から判断する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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