STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問4

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

共通フレーム2007によれば,企画プロセスのシステム化計画の立案において定義するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    業務上実現すべき要件
  2. イ
    システムの機能要件及び非機能要件
  3. ウ
    対象業務のシステム課題
  4. エ
    利害関係者のニーズの識別と制約事項
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定義の境界を見極める視点

企画段階の用語を考えるときは、対象となる範囲と、その活動が何を決めるためのものかという目的の対応関係に注目し、文言の広さや抽象度を落ち着いて照合しましょう。表面的な単語の一致だけで判断しないことが大切です。

この問題で問われていること

この問題では、各記述が示す対象の範囲と目的の関係に一貫性があるかを確認することに集中します。用語の印象ではなく、定義として過不足なく説明しているかを読み取りましょう。

視点

定義を読む際は、何を対象にし、どの目的に向けて整理している説明なのかを切り分け、対象と目的の組み合わせが自然かを確認します。

確認ポイント

  • 説明の対象範囲がどこまで及んでいるかを確認する
  • 記述が示す目的と対象の関係を確認する
  • 用語の印象ではなく説明全体の整合性を確認する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

共通フレーム2007の企画プロセスでは、対象業務をシステム化する計画を立案するため、業務に存在するシステム上の課題を整理して定義する。

理由

システム化計画の立案では、対象業務の現状や問題点を分析し、システム化によって解決すべき課題を明確にする。したがって、対象業務のシステム課題が該当する。

比較

業務上実現すべき要件やシステムの機能要件・非機能要件は、企画後の要件定義において具体化する内容です。利害関係者のニーズや制約事項も、要件を定める際に整理する事項として区別される。

選択肢ア

これは不正解だよ。業務上実現すべき要件は、システム化の目的を踏まえて、業務で必要となる内容を具体化したものです。企画段階で整理する対象業務の課題そのものではなく、後続の要件定義で詳細化する内容に当たります。

選択肢イ

これは不正解だよ。システムの機能要件及び非機能要件は、システムが提供する機能や性能、信頼性などを具体的に定めるものです。システム化計画の立案で定義する対象業務の課題よりも、後続工程で扱う内容です。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。企画プロセスのシステム化計画では、対象業務の現状や問題点を整理し、システム化によって解決すべき課題を明確にします。そのため、対象業務のシステム課題を定義することが適切です。

選択肢エ

これは不正解だよ。利害関係者のニーズの識別と制約事項の整理は、要求や要件を具体化する際に重要な活動です。ただし、設問の企画プロセスで定義する対象業務のシステム課題とは、扱う段階と内容が異なります。

学習のポイント

企画段階で定義する内容と、後続の要件定義で定める内容を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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