STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成22年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問3
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アCSF(Critical Success Factor)の抽出
- イKGI(Key Goal Indicator)の設定
- ウKPI(Key Performance Indicator)の設定
- エMBO(Management by Objectives)の導入
解き方のヒントを見る
業務改善の段階を読む視点
各選択肢を、活動の目的・実施する順序・確認する対象という同じ観点で読み比べ、業務全体の中でどの場面を説明しているかを整理しましょう。用語の印象だけで判断せず、前後のつながりにも注目します。
この問題で問われていること
一つの観点として、各記述が業務改善の流れのどの位置づけを説明しているかを、目的と前後関係の両面から確認してください。個々の言葉より、活動同士のつながりを優先して読みます。
視点
業務プロセスの段階を整理するときは、それぞれの活動が何を対象にし、どのような目的で行われ、前後の活動とどう結び付くかを確認します。単語の一致ではなく、流れの中での役割を捉えることが大切です。
確認ポイント
- 活動が扱っている対象を確認する
- 前後の活動とのつながりを確認する
- その活動で目指す目的を確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
bは、物流コスト削減という目標を達成するために、特に重視すべき成功要因を明らかにする活動です。在庫削減や誤出荷削減がその具体例に当たる。
理由
図では、aの目標設定の後に、在庫の削減と誤出荷の削減が示され、その後に在庫日数や誤出荷率という測定可能な目標が置かれている。前者は目標達成に重要な成功要因であり、bはCSFの抽出に該当する。
比較
KGIは最終的な達成目標、KPIは進捗を測る具体的な指標です。MBOは目標による管理の仕組みを導入する考え方で、図のbのように重要な改善要因を洗い出す活動そのものではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。CSFは、設定した目標を達成するために、特に重要となる成功要因を明らかにする考え方である。図では、物流コスト削減に結び付く在庫削減や誤出荷削減がbの後に示されており、bはそれらの要因を抽出する段階に当たる。
選択肢イ
これは不正解だよ。KGIは、活動の最終的な達成度を示す目標指標である。図の「10%の物流コストの削減」のような全体目標を設定する段階に関係するが、在庫削減や誤出荷削減という重要な成功要因を洗い出すbの活動とは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。KPIは、目標達成に向けた進捗や実績を測定する具体的な指標である。図では「在庫日数7日以内」や「誤出荷率3%以内」のような数値条件がKPIに当たるため、要因を整理するbの段階とは一致しない。
選択肢エ
これは不正解だよ。MBOは、組織や担当者が目標を設定し、その達成度を管理する仕組みである。図のbは、物流コスト削減に影響する在庫削減や誤出荷削減を重要な要因として抽出する活動を示しており、MBOの導入を表すものではない。
学習のポイント
KGI、CSF、KPIの役割と、改善プロセス内での順序を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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